ES-8をフットコントローラーとして使う方法が全くわからないしどこ探しても書いてないしということで、今後はES-8とかKEMPERについて自分がやったことを備忘録的にまとめていこうかと。
本当はES-8もKEMPERもやれることがたくさんあるはずなのに、詳しい操作手順が調べても出てこなくて挫折している人も多いのではないかと、、、
なるべく簡単に、かつ詳細にまとめていきたいと思います。
何をするのか
今回行うことは「ES-8をフットコントローラーとして使用し、KEMPERのリグを切り替える」です。
接続方法
今回はES-8から出した指示をKEMPERが受け取る形になるので
- ES-8はMIDI OUT
- KEMPERはMIDI IN
となります。
KEMPERでフットコントローラーを使う際にはMIDI INにケーブルを挿すようですね。
MIDIの設定
決めなくてはならないものは
- MIDIチャンネル
- CC(コントロールナンバー)
- PC(プログラムナンバー)
これらを設定することで、好きなリグを呼び出したり即座に切り替えることができます。
CCやPCについて説明した記事があるので、用語がわからない方は確認してみてください。

KEMPERでの準備
まずKEMPERでやなくてはならない準備が3つあります。
- MIDIチャンネルの確認
- CCの番号確認
- PCの番号の変更
いじょう3つです。
MIDIチャンネルの確認
MIDIチャンネルがES-8側とKEMPER側で合っていないとMIDIでの制御ができません。
このMIDIチャンネルなのですが、KEMPERでは初期設定では「MIDI Omni」となっていて全ての信号を受信する状態になっています。
これではチャンネルが混同したり誤作動があるので、チャンネルを指定する作業が必要となります。
手順は
- BROWSERモードorPERFOMモードで起動

- SYSTEMを押す

- MIDI Settingsのページを表示させる

- 赤枠のつまみを操作してチャンネルを設定する

- EXITで戻る
以上になります。
今回はチャンネルを2に設定しておきます。
CCの番号確認
次にCCの確認です。
CCの番号というのが「どんな操作をするのか」という指示になります。
今回のCC:73がもつ指示の意味はMonitor Volなので音量の設定です。
他のMIDI機器ではパッチのオンオフとかがありますね。
基本的に起動の有無から設定しないといけません。
設定についてですが、CCもMIDI Settingsのページで確認することになります。
- BROWSERモードorPERFOMモードで起動

- SYSTEMを押す

- MIDI Settingsのページを表示させる

- CCの番号を確認

- Monitor Volを127にする

- EXITで戻る
表示される127という数字ですが、これはCCについて0がオフ、127がオンとなっている場合が多いので127としておきましょう。
機器によっては0:オフ、1~○:音量半分/ディレイの長さ調節/リバーブのかけ具合80%・・・みたいに数値によって細かく決められるものあります。
PCの番号の変更
使いたいリグを呼び出すために、リグがどこにあるのかを指定するのがPCになります。
リグの住所とでも言えばいいでしょうか。
- BROWSERモードで起動
- 割り当てたいリグをディスプレイに表示させておく

- SYSTEMを押す

- Browse Mode PrgChgのページに移動する

- 赤枠のノブでMIDI PrgChg#でPCナンバーを選ぶ

- Assignを押す

これでKEMPER側の設定と確認は終わりになります。
ES-8での設定
次はES-8での設定となります。
保存したいプリセットとバンクで準備
- EDIT→Patch

- Patch MIDI1

- Chの設定
- LSB/MSBの設定
- PCの設定

ここは手順3つが1つの画面にまとまっています。
KEMPERのChを先ほど「2」に設定したのでChは2。
LSB/MSBはいじらなくて大丈夫です。
- CCの設定

KEMPERのボリュームに関するCCが73なので、ここも73に合わせます。
- WRITEを押して保存画面へ
以上で手順は終わりです。
これでループを踏むとリグが切り替わっているはずです。
まとめ
確認の手順は多いのですが、慣れてしまえばどうってことない作業になります。
それにこの手順を覚えておけば他の機器でMIDIの設定を行うときも同じような手順で行うことができます。
今後はエクスプレッションペダルのあたりも理解していけたらいいなあなんて思っています。
コメントを残す