FIRE-最速で経済的自立を実現する方法-を読んでみてリタイアについて真剣に考えた。

誰もが一度は思ったことがある「働かないでお金が欲しい」という漠然とした夢。

そんな話は無理だ。自分には全く関係のない世界の話じゃないかと。

確かに遠い話かもしれませんが、意外と堅実な方法を使って早期にリタイアする人が増えてきています。

この早期に経済的に自立してリタイアすることを「FIRE」と言います。

この本では当時25際のグラント・サバティエが5年で資産を築き上げ、経済的自立を達成するまでの具体的な方法が書いてあります。

資産運用や人生の生き方について考える上で非常に良書だと感じました。

FIREとは

Financial Independence(経済的自立)Retire Early(早期リタイア)の頭文字をとってこの言葉はできました。

つまりは雇われて仕事をするわけではなく不労所得だけで生活し、できるだけ早くリタイアするという考え方です。

お金の悩みから解放され、お金のために働く必要がなくなる状態とも言えますね。

経済的自由の7つの段階

この本の著者であるグラント・サバティエは博打で増やせとかそんなことを言っているわけではなく、堅実に増やしていくための道筋を本の中で紹介しています。

その中で特に考え方の基盤として据えられているものとして、経済的自由の7つの段階というものを整理しています。


  1. 明確化。自分の現状と行き先を把握したとき
  2. 自給自足。自分の支出を自分の収入で賄えたとき
  3. 一息つける余裕。その日暮らしの生活から脱したとき
  4. 安定。6ヶ月分の生活費を貯め、クレジットカードの借金など悪質な借金を返済したとき
  5. 柔軟。少なくとも2年分の生活費を投資したとき
  6. 経済的自立。投資からの収入だけでいつまでも暮らせるようになり、働くことが選択肢になるとき
  7. 有り余る富。自分が必要とする以上のお金を手にしたとき


グラント・サバティエは以上の過程を踏んでいくことで段階的に経済的自立に近づけると言っています。

資産を形成するための方法

この本では前述の通り博打をやれとか、不確定な方法に頼って資産形成を行えという指定はありませんでした。

中でも資産形成の中心においているのは投資信託です。

投資信託であれば世界経済は毎年2~3%成長していることを考えると、「長期・積立・分散」のルールが守れるのであればわりのいい投資先だと言えます。

この他には本業に取り組みながら副業に取り組むことなどが挙げられています。

ざっと流れを説明すると


  • 投資信託で基本は運用
  • 本業では福利厚生を最大利用して資産を守る
  • 資産が増えてきたら副業で種銭を増やす
  • さらに資産が増えたら不動産投資


大きくはこの流れで資産を形成しているようでした。

基本は投資信託

FIREをするくらいだから博打で一山あてたみたいな感じなのかと思いきや、投資信託でコツコツと増やす道を選んでいたというわけです。

ただ投資信託もなんでもいいわけではなく、自分で決めたルールのもと選んでいるようでした。

ルールは2つあり


  • 利回り7%を目指す
  • 手数料が0.3%以上の投資信託は運用をやめる


利回り7%を目指す

利回りについて7%のパフォーマンスを出し続けるというのはなかなか至難の技だと思うので、正直再現性を感じることはできませんでした。

現状リスクとリターンを考えるのであれば2~3%が現実的、5%ならば御の字といったところでしょうか。

手数料が0.3%以上の投資信託は運用をやめる

この手数料については大いに納得することができました。

数%の運用率が資産形成に大きく作用してくるため少しでも下げられる手数料は下げると。

事実僕もこの本を読んでから考えを改めて手数料が高い資産運用はやめることにしました。

WealthNaviとTHEOを半年ほどやっていたのですが、この本読んだことをきっかけとして解約しています。

やはり副業

最近いろいろな企業が副業解禁をうたうようになったり、インフルエンサーの方々を中心に副業が推進されているなど、副業ブームがきているように感じます。

この本でも副業の重要性が説かれていました。

ただ副業をするといっても小銭を増やすとかそのような意味ではなく、大きく稼ぐためであったり、自分が働いていない時間にもお金を生む手段として自分の事業が必要ということです。

投資信託でもたしかに時間をかければ理論的にはリタイアできる額が貯まると思います。

しかしFIREでは早期にリタイアすることも目標の1つに入っています。

早い時期に資産を形成するには副業等の自分の事業が必要不可欠であるということです。

自分の理想によってリタイア像が変わる

この本の中で自分の理想によってリタイア像が変わることも強く説明されていました。

リタイアしたい人にとって毎月の生活費など全ての資金をまかなえる必要があるのか、はたまた生活費の半分ほどの資金を不労所得として稼ぎ、自分は好きなことで小額を稼ぐ生活をするなど。

人によってリタイアに必要なお金が変わるわけですね。

これからFIREが増えていく?

現代は個人で稼ぎやすくなった時代であると言えます。

だからこそある程度の額までは企業に勤めて稼ぎきり、目標金額到達後は自分で小額を稼いで生活することなどは十分に可能だと思います。

また、稼ぎ方や生活の多様化によってこのような発想を持つ人が増えてくるのではないでしょうか。

再現性について

副業ができる環境下でないと厳しい話かもしれないなと感じました。

この方法は自分が年間にかかる生活費の25倍の資産が必要とされています。

だいたいの金額でいうと5000万ほどの資産を運用し、不労所得にするわけです。

一般的なサラリーマンでも生涯年収で考えると2億ぐらいはもらうので5000万が稼げないわけではないですが、時間がかかりすぎます。

早期でということを考えるとどうしても自分で事業を起こして売り上げをだす必要があるので、ギャンブルはやっていないものの博打的な要素が全くないとはいえません。

とはいえ年収の高い企業に入り、安定して高所得を叩き出し続ければ達成可能なので、自分の年収によって難易度が変わるといったところでしょうか。

まとめ

生活のためにしょうがなくお金を稼いでいる、生きるためにしかたなく働いている。

こんなモチベーションのまま働いたり、やりたいことに制限がかかる人生は嫌だなあと最近考えることが多くなりました。

自分の時間を最大限楽しむためにFIREという考え方を実践していきたいなと感じます。

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