- iPadが便利そうだから購入してみたいけど何を買えばいいのかわからない
- 最近新型発売されたけど実際どうなの?
iPadが欲しいけど、購入にいまいち踏み切れないときのあるあるの悩みではないでしょうか。
僕もこんなYouTubeをやっていることもあって、新型発売の時期になるとしょっちゅうこのような質問をいただきます。
また、最近僕のiPad関連の動画を見てチャンネル登録をしてくれた人も多くいて、そのなかにはまだiPadを購入していない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は今からiPadを購入するならどのモデルがおすすめなのか、というところで、知らぬ間に2024年発売のiPadを全種購入していた僕が解説をしていこうと思います。
iPadを買うときのポイント
「データの転送速度が〜」とか、「中に積んでるチップが〜」とか細かく見ていけば差別化ポイントはいくらでも出てくるのですが、今回は「初めてiPadを購入する人」にフォーカスして話をしていきたいと思います。
そのため、難しい差というよりはシンプルかつ強烈に使用感が変わるポイントを抜粋して解説する予定です。
この前提を踏まえたうえで、僕がiPad購入において考えるべきだと感じているポイントは3つ。
- サイズ
- 機能
- 価格
上から順に重要度が高いと考えています。
それぞれの項目について詳細に解説していきます。
現行モデルの種類
ではおすすめのポイントは!というところで見ていきたいのですが、一応おさらいとして。
現状のiPadには4種類のモデルがあります。
- iPad Pro
- iPad Air
- iPad mini
- iPad(無印)
ざっくりProがハイエンド、Airがミドル、そして普通のiPad(ユーザーの間では無印と呼ばれる)がスタンダートといったところ。
miniについては大きさが唯一無二なのでスペシャルと表現すれば良いでしょうか。
ざっくりこのような棲み分けとなっています。
2024年発売モデル
購入前に知っておきたいこととしては「発売時期はいつなのか」というところもあるでしょうか。
発売から時間が経ったモデルを買うのは避けたいところですよね。
2024年11月現在、多くのモデルが今年新モデルを発売したという状態になっています。
- iPad Pro:2024年5月
- iPad Air:2024年5月
- iPad mini:2024年10月
- iPad(無印):2022年10月
ProとAirに関しては5月に新作が発売され、miniに関してはまだ発売してから記事公開時点で1ヶ月経っていないような状態です。
一方で、無印のみは新作の続報が特になく、発売からついに2年経過してしまったという状態。
つまり、無印以外であれば比較的最近発売されたモデルなので、新品を購入するのであれば型落ちなどを心配する必要もなく、新しい機体ということになります。
サイズ
とにかくiPadはサイズで自分に合うか、生活にフィットするかが決まると言っても良いでしょう。
大きすぎると重くて使わなくなるし、小さすぎると視認性が悪くて使いたいと思えない。
そのためとにかくサイズが1番大切です。
ではそんなiPadにはどんなサイズが現行機種にあるかというと、大きくわけて3種類。
- 13インチサイズ(Pro・Air)
- 11インチサイズ(Pro・Air・無印)
- 8.3インチ(mini)
iPad自体の大きさとしては大まかに上記のような感じ。
ディスプレイサイズについては、ProとAir・無印とで少し違うという差があります。(Proが11インチに対し、Air・無印は10.9インチ。新型Airは11インチと表記してあるが、実際には10.9インチのまま)
定番のサイズは11インチサイズです。これが基準であると考えています。
11インチのサイズがあれば、タブレットとしての魅力を十分に味わえるでしょう。
iPhoneよりははっきりと大きく、PCよりは手軽。どこにでも持ち運びやすいサイズ感で、いつでも使える相棒となってくれているといった感じ。
13インチや8.3インチというのはより使用環境を限定してフィットさせていくときに選ぶサイズだと考えています。
機能
次に気にするべきは機能。
iPadにはモデルによってできることに差がつけられているので、使用感を上げるための機能にしっかり対応しているかどうか確認するのが重要。
個人的に用途にあわせて確認した方が良いと考えるポイントは下記。
- ポートはUSB-CかLightningか
- ペンシルが磁気吸着・磁気充電対応か
- どのペンシルが対応しているのか
- Mチップを搭載しているか
- リフレッシュレートは何Hzまで対応しているのか
- 2024年発売のモデルか
モデルによってはポートがUSB-Cではない(無印第9世代など)、ペンシルが横に貼り付かないなどがあるので、どのような使い方をしたいかを考える必要があります。
Mチップについてはステージマネージャーの使用の有無に関わり、外部モニターとあわせてデュアルモニターで作業したい人には必須機能。(そんなに需要ない気がしますが)
個人的に気をつけた方が良いと感じるのが2024年発売のモデルかそうではないか、というところ。
今年発売されたモデルに関してはペンシル部分のマグネットの位置が変更されています。
そのため、これまで使えていたペンシルが貼り付かなくなり、使い勝手が悪くなりました。
ペンシルの対応機種についても大幅に変更されているので注意です。
ほかにはiPad Proは筐体のサイズも変更になったことによって、これまで使用できていたケースが使えなくなり、すべて新機種対応モデルのタイプに揃える必要があります。
価格
最近のiPadの価格は高騰の一途を辿っていて、正直めちゃくちゃ高いです。
5月に新発売したiPad Proは最低価格が16万円と、目を疑いたくなるほどの金額。
iPadを所有したことがある人であれば、「おそらくこんなことができるから、この金額を出すのもしょうがないか…」みたいな感じで納得できるところもあると思うのですが、初めて買う人はそうもいかないと思います。
生活がガラッと変わるようなデバイスである一方で、価格も最近はシビアになってきたので予算に合わせてモデルを選びましょう。
リセールバリューが高い
実はiPadはリセールバリューが高いです。
イヤホンやPCなんかだと、購入して売ろうとすると半額以下どころか4分1程度になっていることもめずらしくないですが、iPadは比較的長期間使っても高い値段で売れやすいです。
実際に僕も3年以上使った5万円ほどで購入したiPadが3.5万で売れたことがあります。
現在発売されているモデルだと、iPad mini 6は発売当初の定価は6万ほどで、現在売値が5万円を切るくらい。
発売からは3年経ってます。
このように、比較的値が落ちにくいガジェットなので、少し強気に買っても、数年後売るときにはそこそこの額が手元に返ってくることでしょう。
また、Appleの公式から購入した場合、12回の分割支払いが手数料無料で行えます。
僕は手数料無料という言葉にめっぽう弱く、現在この支払い方法でApple製品4台を同時に支払っている大馬鹿者なのですが、金利無料でリセールバリューも高いので、iPadはガジェットのなかではお得だと何度でも思ってしまう(錯覚かもしれない)のです。
Air 11インチがおすすめ
現状僕が今おすすめするのであれば2024年に発売されたM2 iPad Air 11インチです。
理由はバランスの取れた優等生iPadだから。
まずサイズについては11インチという定番のサイズをしており、書くとしても見るとしても不自由がなく、バランスよく使えます。
そして機能や性能についてですが、これは十分満足できるどころか、よほどのことがない限り不満も感じないレベルでしょう。
Proというハイエンドの存在がいるのですが、最近発売されるAirについては、Proと差別化するのが難しいほど高い性能をしています。Proのアクセサリーを併用できるモデルもあり、もはやProと呼んでも差し支えないようなレベル。
そして機能についてもペンシルも純正の最新作Apple Pencil Proに対応し、磁気吸着や磁気充電にももちろん対応。
チップについても高性能はM2チップを搭載していることで、外部モニターへの出力が可能なステージマネージャーも使えます。
よほど特殊な使い方やこだわりがないのであれば、9割の人はAirで満足できるとまで思っているほどです。
価格についてはハイエンドのProがいるから少し安いですよ、みたいな雰囲気してますが実は最低価格が98800円と、ほぼ10万円。
確かにハイエンドのProと比べれば安いですが、10万円は全然安くありません。
そこそこのPCが買える値段くらいするわけです。
この値段出しているわけですから、不満なく動くのも当然といえば当然。
値段が気になるなら中古か認定整備済品のAir(第5世代)
10万高すぎるよ!という声が聞こえたような気がしたので一応救済策。
1世代前のAirでもまったく問題ないので、価格を少しでも抑えたい人は旧世代のAirにしましょう。
現在であればメルカリでも販売してますし、Apple公式の認定整備済製品のページから探して購入することもできます。
さらに前の4世代もあるのですが、Mチップを搭載してるのが5世代からで、どうせ今から買うならMチップがあった方が何かと便利かな、という個人的な考えから5世代をチョイスしたという経緯です。
13インチは用途が決まってる人用
2024年に発売された新型Airの目玉はどちらかというと13インチの発売だったように思います。
しかし、13インチというサイズは誰に対してもおすすめできるモデルではなく、かなりピーキーなiPadです。
僕の妻は13インチを購入したのですが、これは妻が音楽家であり、演奏するときに譜面を見るという使い方があったから。
現在プロの音楽家のデジタル化が進んでいるようで、紙ではなくiPadで見るのが主流になりつつあるようです。
そんな譜面を見るという行為なのですが、これが11インチだとサイズが足りずに見にくいとのこと。
楽器をはさんで譜面台の上に置いてあるiPadを覗こうとするとどうしてもサイズが必要で、13インチの購入に至りました。
演奏中にはとても役立っているようです。
しかし、日常生活ではどうかというと、あまりの大きさになかなか使いこなすことが難しいと言っています。
妻曰く、「持って使うようなiPadではない。どちらかというと置いて使うもの」と言っていました。
楽譜のように置いて見たり、イラストを描くためにデスクに設置して使ったり、ポータブルというよりは、据え置き機として使う方が使いやすいみたいです。
このような現状もあるので、持ち運んで軽快に使うというiPadらしい使い方を想定している人は11インチサイズがおすすめだと考えています。
クリエイターならProでもOK
Proはオーバースペックな機体となってしまったと言っていいでしょう。
何をするにしても困ることがなく、作業をサクサクこなせます。
おそらくですが、AppleはiPad Proで動画編集やイラストなどのクリエイティブな作業をして欲しいのではないかと思っています。
発売時のティザー映像ではiPad版Final Cut Pro Xを使ってiPhoneを連携させ、iPadでリアルタイムで映像を確認するような使い方を見せていましたし、Apple Pencil Proと使うことでイラスト制作の効率化を図っていました。
発売意図的にも実際の性能的にも、iPadでクリエイティブな重めの作業をガツガツこなしたい人はProの購入検討が視野に入ってくるでしょう。
- テキストを入力する
- たまにイラストやデザインの制作をしたい
- 手書きメモを使いたい
この程度であればAirでも十分に動きます。
- 動画編集をたくさん行いたい
- 写真現像のメイン機として使っていく
- 本業レベルでイラストを描く
ProはProでなくてはならない理由や明確な意思がある人が購入すべき機体となったように感じています。
AirがほぼProみたいなものなので、基本的にはAirで満足できるでしょう。
専用アクセサリーが使いたい人はPro
スペック的にはクリエイター向けなのですが、Proではないといけない理由が一応他にも。
それはPro専用のアクセサリーというのが発売されていて、Proでなければそれらを使えないということ。
例えば、新型のMagic Keyboardは現状新型のiPad Proにしか対応しておらず、使用したいと考えているのであればProを購入するしかありません。
他にも新型iPad Proであれば、マグネットの配置や本体が薄型になってしまったことで、これまでのアクセサリーとは互換性がなく、新しく発売されるアクセサリーにしか対応していない状況。
このように、新型アクセサリーを楽しみたいiPadファンにとっては、性能がいくらオーバースペックだったとしてもProを買うことでしか楽しめない領域があるので、購入する以外の選択肢がなくなってしまいます。
僕はクリエイティブでもなんでもないので、購入理由的には圧倒的にこっち。
miniはサブ機かミニマル好きな人向け
個人的な感覚の話ですが、miniはiPad所有2台目の人がメインとするかサブ機として購入するかが良いと考えています。
唯一無二のサイズ感で非常に取り回しも良く、実際に僕も購入し気に入っているのですが、1台選ぶ・初めて購入するのであれば選びません。
理由としてはiPadらしさがやや少ないから。
やはりiPadの魅力というのはPCのような大きな画面なのに、軽快に持ち出せて、映像を見るだけかと思いきや書くことも得意で、これまで生活で感じていた不便なポイントがデジタルで埋まっていくような感覚になることだと考えています。
この良さを感じるためにはある程度のサイズが必要だと思っていて、miniのサイズ感だとiPhoneとの棲み分けが難しいと感じました。
せっかく使うならiPhoneとも大きく違い、PCとも別の役割がある、そのような使い方になるのが理想でしょう。
それこそ、初めてiPadを購入するのであれば、iPadらしさを体感するために大きさというのは必要不可欠だと考えます。
最初は大きな画面で電子書籍を読んだり動画を見たりして、iPadの良さを体感して見てください。
そのうちに、自分はもう少し小さくても良い・大きい方が使いやすいなどの希望が出てくるはずなので、そこで改めて判断すると快適なiPadライフが送れるでしょう。
社会人はmini購入率が高い
個人的にはサイズ的に11インチ推しなのですが、肌感としてはminiを購入する人が多いような気がしています。
iPadは使いたいけどそこまで大きくなくていい、という人が一定数いて、そのような人には11インチサイズではなくminiが人気です。
簡易的な作業までをminiでこなす・大きさはそこまで求めないという気持ちが固まっている人はminiを最初から買って見ても良いかもしれません。
無印は待て
本来であれば1番価格の安い無印をおすすめしたいところなのですが、2024年11月現在は少し状況が複雑です。
というのも、無印iPadが2年間新型が発売されていません。
無印iPadは現在最新が10世代目なのですが、発売されるまでの4年くらいは毎年1回発売されるような、定期的に決まった時期にアップデートがくるタイプのモデルでした。
しかし、最近は定期的な発売が止まり、他のモデルは新型発売されるような状況に。
価格だけ見れば現在も定価が1番安いモデルではあるのですが、2年型落ちのモデルを新品、そして中古で買うのも少し気が引ける、というのが率直な感想です。
ベーシックなモデルが今後発売がなくなるとも考えにくいし、であれば2年止まっているということはそろそろ新型が発売されても良い頃かもしれないと。
新型が発売されていればおすすめしたかもしれませんが、発売されていないので「待て」といった結果としています。
使ってみないと良さが分かりにくい
iPadはなんとなくよさそうなんだろうな、という共通認識みたいなものはあると思います。
実際その通りで、あるとなにかと便利なんです。
しかし、具体的にどのようなところが便利で、生活のどの部分に使えるのか、というのは使ってみないとわからない部分が多いです。
僕も自分で購入して使ってみたからこそ良さを知って、今では発信するまでになっているわけですが、購入する前にいろいろ情報を集めてみたとしてもいまいちピンとこなくて、わからないことも多くありました。
けれど、実際に使ってみると僕は電子書籍が読めたり、手書きの自由度が上がったり、動画が大きな画面で見られたり、当たり前であったり些細なことではあるんですけど、想像していたよりも使いやすくてハマっています。
昔に比べてiPadの認知も広がり、それこそ中古でも欲しい人が増えたおかげで新型に乗り換えるときもそこそこな値段で売れるので、試して合わなかったときのダメージも少なめです。
気軽に買えるガジェットではないかもしれないですが、生活が変わる可能性のあるガジェットなので、気になっている人はぜひ手に取ってみてください。
まとめ
以上、2024年11月現在のiPadの状況とおすすめモデルについての解説でした!
悩んでることやさらに聞きたいことがあればコメント欄に書いていただければある程度対応するので、お気軽に記入ください!
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