iPad Pro(M4)と同時に発売された新型のMagic Keyboard。
僕は旧型のMagic Keyboardをずっと使用していて、非常に気に入ったキーボードだったので、今回の新型についても即購入していました。
しかし、実際のところこのキーボードは値段がかなり上がってしまい、購入を悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は実際に購入して1ヶ月ほどずっと使用していたので、新型と旧型の違いに触れつつ、使用感などをレビューしていきます。
特徴
- 驚くほど快適なキーボードとトラックパッド
- 薄くてポータブルな新しいデザイン
- アルミニウムのパームレスト
- キーボードに追加された14のファンクションキー列
- 画面を様々な角度にスムーズに調整できるフローティングカンチレバー
旧型とどこが違うのか
- デザイン
- 重量
- 打鍵感・打鍵音
- トラックパッドの広さ
- ファンクションキー
- ケースの開き具合
軽くなった新デザイン
これまでiPad ProにMagic Keyboardをあわせて持ち運ぶと「もはやPC持って行った方がいいのでは?」みたいな重さになっていました。
最高の打鍵感ゆえに重さに目をつぶって持ち運ぶこともあったものの、その日の気分によっては折りたたみキーボードを持って軽量化することもしばしば。
そんな重量問題は深刻だったMagic Keyboardですが、iPad Proが新しくなったということもあり、本当に軽く持ち運びやすくなりました。
数字で言うと20gほどしか変化がなく、本当に軽くなってるの?と疑問を持たれる方も多いと思います。
ですが、持ち運びを想定されるガジェットにおいての20g程度というのは、想像しているよりもはっきりと違いを感じるでしょう。
これまでのと重さの違いは明白であり、軽くなったことでPCと明らかな差別化ができるようになりました。
PC並みに高性能なのに軽いというのは大きなメリット。
打鍵感は大きく変化
もともとのMagic Keyboardの打鍵感はメカニカルキーボードの赤軸のような、個人的にはLofree FLOWが近いと感じています。
コトコトと落ちるような打鍵感と低音が響く打鍵音で、優しくタイピングができつつも感触はしっかりとフィードバックがある感じ。
一方、新型については、「コトコト」とした打鍵感を残しつつ、「パチパチ」とパズルのピースをはめていくような感触も追加されたように感じています。
僕の打鍵が強めなので気が付いたのですが、新型の方が強く打鍵したときに高音が響き、旧型の方は低音でした。
新型の方が筐体のアルミの面積が高いためか、底まで打ったときの感触が強いです。ちょっと大げさに例えると、硬い壁を殴ったらもちろん痛いよね、みたいな感覚。
旧型のMagic Keyboardはポリウレタン素材だったので、全体的に柔らかく、この素材が衝撃を吸収してくれてたのだと思います。そのため、静音性は旧型の方があるように感じました。
新型のMagic Keyboardは旧型に比べて底打ちの感触が強めなので、僕みたいに打鍵が強い人にとっては長時間のタイピングで疲れや痛みを感じてしまうかもしれません。
巨大化したトラックパッドの操作感
正直旧型のMagic Keyboardだとしても使用に関して特に不満を感じることはありませんでした。
というのも、純正のMagic Keyboardはものすごく滑らかにトラックパッドの操作ができるので、動きにカクツキがあって不自由してしまう、みたいなことはありません。
自由に動くので操作に関して特に不満がなく、サイズについても気にならないほどでした。
新型のトラックパッドですが、旧型の縦4.5cm×横9.8mmに対し、縦5.1cm×横9.8mm。
横幅は変わらずですが、縦のスペースが広がっています。
数mmの差で、自分は元からそこまでスペースに不満がなかっということもありますが、劇的に使いやすい!とまでは思っていません。
しかし、広くなったことによってポインターを操作するときの可動域が増え、これまでよりもトラックパッドの端を気にすることなく操作できるようになったのは確かです。
元から感度がよかったこともあって、不満がなかった点がさらに改善されてより使いやすくなった改良でした。
角度調整の幅が広がった
Magic Keyboardが初めて出た当初、浮いたデザインが革新的だ!すごい!みたいな感じで騒いでいたのを思い出します。
そんなフローティングカンチレバーによって浮いているこの構造ですが、新型になって傾斜の可変域がより広がりました。
これまでも社外製に比べれば開きが広かった純正ですが、新型のMagic Keyboardではさらに広く。この改善によって、より目線に合わせた角度で作業ができるようになりました。
また、最大まで倒したとしてもうしろに倒れそうになるような不安定さはなく、どっしりと安定した状態で作業ができます。
ファンクションキー列が意外と便利
普段ファンクションキーも使わないし、輝度や音量も細かく調整することはないのですが、あったらあったで使うし便利だと感じました。特に輝度の調整の使い勝手が良く、使用頻度が高いです。
新型のM4iPad ProはディスプレイがOLEDになったこともあり、明るく鮮やかなのが特徴です。そのため、周囲の環境によってはディスプレイが明るすぎたり、より鮮やかに見るために明るく調整したい場面があったり、これまでのiPad Proより画面輝度を気にする場面が増えました。
旧型使用時はそこまで頻繁に使う機能ではなかったので、コントロールセンターからの操作でも十分でしたが、周囲の環境によって調整をした方が使い勝手のよい新型に関しては、調整機会が多くなったためワンタッチで輝度を調整できるファンクションキーの使い勝手がよいです。
新型Magic Keyboardと旧型の互換性はない
一応試してはみたものの、併用はやはり無理。新旧のiPadやMagic Keyboardに互換性はありません。
スマートコネクターさえ繋がればもしや?とも思ったのですが、そんなに甘い話ではありませんでした。
スマートコネクターを無理やり接着させようとしたのですが、そもそもくっつかないですし、iPad自体も上手く貼り付けられません。
内臓されているマグネットの位置が変わってしまったようで、落ちずに貼ることもできない状態。
残念ながら旧型のMagic Keyboardとの併用は無理ですし、iPad Pro(M4)を旧型Magic Keyboardにつけるのも無理でした。
けっきょくおすすめ?
一言で言わせてもらうと、まったくおすすめできません。
正直このキーボードはまともな感覚を持っている人は購入禁止レベルで意味がわからないガジェットだと思っています。
意気揚々にレビューしている自分ですら自分が買った意味がわからないほど。
キーボードに5万はさすがに出しすぎだし、出したわりには新機能はないのでスルー推奨です。
もちろん改善点はあるのですが、あくまで改善点。
5万円払ってまで新型の恩恵を受けたいかと言われるとかなり微妙なラインです。
そもそも旧型でも十分動きがよく、大きな不満と呼べる点はなかったので、不満の解消というよりは良いところをさらに良くした、みたいなアップデートだと感じています。
ですが、ですが、、、、!
それを覆したくなるほどの感覚的な魅力がこのMagic Keyboardにはあります!
何がいいと言われると打鍵感とか操作感、みたいな浅いレビューしかできないようなきがするのですが、でも欲しいし使いたいと言いたくなる!
据え置きキーボードを何台も使ってきましたし、トラックパッド付きのiPad用キーボードも数台使ってきました。
ですが、このMagic Keyboardにはそれらの据え置き型キーボードとも違う魅力があります。
まとめ
高級キーボードを買ってしまいましたが、後悔はありません。
トラックパッドが滑らかに動くの動作にストレスがなく、いろんな作業をこなせています。
高いですが、Magic Keyboardというプロダクトが好きな人は満足できる、それ以外の人は高過ぎるので購入は非推奨です。