即予約を決めたSONY「ZV-1F」。
もうすぐ発売日を迎えるので、それまでに特徴について整理しておこうと思います。
合わせて、比較対象となるZV-1と比べて、進化した点や劣っている点についてもまとめていきます。
特徴
- 20mmの超広角単焦点レンズ搭載
- カメラ初心者でも使いやすい操作性
- さまざまなVlog撮影スタイルに対応するデザインと操作性
- 環境に配慮した設計
- 写真も動画もこれ1台、撮影が楽しくなる機能
- Vlogがより魅力的になる音声機能
スペック
ZV-1との違い(プラス面)
まずはZV-1と比較して進化している点から。
20mmの単焦点レンズ
ZV-1とZV-1Fが大きく違う点としては、レンズがズームレンズなのか単焦点レンズなのかということ。
- ZV-1:24-70mm F1.8-2.8
- ZV-1F:20mm F2.8
上記のようになっており、ZV-1Fではより広角を押し出した仕様となっています。
24mmでも十分に広角ですが、さらに20mmになることによって自撮りをした際にこれまで以上に顔を小さく写すことができます。
タッチ操作可能のモニター
ZV-1ではピントを合わせるためだけに使うことができたモニターが、撮影の開始・停止やクリエイティブルックなどの操作をタッチで行うことができるようになりました。
ZV-1Fは位置付けとしてスマホから乗り換えてくる人をメインターゲットにしているのではないかと考えられるので、操作感に関してもよりスマホのようになっている印象です。
クリエイティブルック搭載
SONYの最新カメラが採用する機能で、写真をカメラ内のプリセットを選ぶことで誰でも簡単に良い雰囲気の写真を撮ることができます。
ZV-1ではクリエイティブスタイルが採用されていたということで、ZV-1Fはバージョンアップしたと言えます。
USB-C採用
ZV-1ではmicro USBを採用していましたが、ZV-1FではUSB-C。
転送速度や昨今の世の中の流れを考えるとUSB-Cの方が拡張性が増すので、各方面で使い勝手が良くなる変更点。
三脚穴の位置変更
ZV-1Fでは三脚穴の変更により、三脚をつけたままでもバッテリーやSDカードの交換が可能となっています。
これによって三脚をつけての撮影中でもスムーズにバッテリー交換などを行うことができます。
軽量化
ZV-1が294gでZV-1Fが256gとなっています。
実に40gほどの軽量化に成功。
ZV-1との違い(マイナス面)
ZV-1と比べて劣っている点などをまとめていきます。
ズームができない
良さでもあり悪さでもありますが、20mmの単焦点レンズになるので、ズームをすることができません。
よってZV-1より限られた画角で撮影をする必要があります。
RAW記録ができない
ZV-1ではRAWの撮影もできたので、写真撮影というところでも安心感があったのですが、ZV-1FではRAWの記録ができなくなりました。
後からRAWで写真編集する人にとってはかなり手痛いダウングレードとなりました。
コンセプトがVlog機であるため、コストダウンのために不採用にされたのかもしれません。
内蔵NDなし
ZV-1では採用されていた内蔵NDがなくなってしまいました。かわりにフィルターが取り付けられるようになりましたが、本体だけで機能を完結させたかった人にとっては改悪。
位相差位AFなし
コントラストAFは搭載されますが、位相差位AFは不採用。
これによってピント合わせZV-1より遅れる可能性があります。
まとめ
アップグレードとダウングレードの入り混じる機種となっています。
楽しみな反面、不安な側面も。
実機きたらまたレビューしていきます。