「学ぶ」「教える」「働く」を変えてくれたiPadの活用術|教員時代〜フリーランスのすべてを支えてくれているiPadの使い方やアプリ

みなさんは普段iPadをどのように活用していますか?

僕はというと趣味や仕事にすべて活躍してくれていて、なくてはならないくらい使っています。

少し前まで教員として働いていたのですが、そのときはiPadで授業をしたり、会議資料まとめたり、使わない日はないくらい使い倒してました。

フリーランスとなった現在でも撮影の映像確認や台本読み、YouTube運営の課題整理にコンテンツのテーマ選定など、様々な場面で使っています。

そこで今回は「学ぶ」「教える」「働く」の3つの視点から、これまでの経験や今現在の使用法を含めてどのようにiPadを僕が使用しているのかをまとめてみました。

生活を楽しく、仕事を効率化させられるだけのポテンシャルがあるiPadなので、「いいな」と思う使い方があれば参考にしてみてください。

また、「こんなおすすめの使い方がある!」という人はぜひ活用法をコメント欄に記入お願いします!

この動画を見に来た人が僕を含め、いろんな人の知識を共有しながらより良い生活のための情報を得られる場になったら素敵だと考えています。

学ぶ

iPadはただiPhoneが大きくなっただけという認識で終わらせてしまうのはもったいなく、自分の学びを改善・効率化してくれます。

僕が実際に使っていて効果を感じている方法についてまとめてみました。

インプットの効率化

iPadを使いこなす!と言ってしまうとすごく身構えてしまう人もいると思うのですが、実際にはそんな難しいことはなく、シンプルに使っているだけでも効果を感じることがあります。

僕が違いを感じているのはiPadのサイズがあるからこそのインプットのしやすさ。

かっこよく見出しはつけてしまったのですが、要はシンプルに「見る」ということ。

iPadは小さいサイズで8.3インチ、大きなサイズで13インチのモデルがあります。

どれを選んだとしてもiPhoneより大きなサイズで、見え方は快適そのもの。

たかだかサイズだけで…と思うかもしれないですが、普段のインプットのサイズが変わると理解のしやすさも変わってきます。

見やすい=内容が入ってきやすいに繋がるので、日頃行っている読書やブラウジングなんかもかなり効率的になるのではないでしょうか。

難しい使い方ばかりにこだわるのではなく、シンプルに日頃の読書がiPadになって大量の本をいつでも持ち出せるようになったから読む量が増えたとか、きれいなディスプレイだからこそ見やすくてついつい動画やブランジングが捗る、これも見る時間や考える時間が増える、つまりはインプットが増える・効率化すると言えるのではないでしょうか。

日常に変化があるだけでも十分に学びの習慣が増えたと言って良いと思いっています。

無限のノートで思考整理

とにかく思考していることを書き出す、頭の中の隅から隅まで書くという作業にiPadを長年活用しています。

個人的にはこの使い方がiPadならではの使い方であり、今までにはない体験なうえ、自分の人生において重要な使い方だったと思っています。

正直iPadに出会うまでは思考していることを書き出すという習慣がそこまでなく、必要であればノートに書く程度でした。

理由としてはノートには制限があるし、突発的なメモをまとめておくノート、なんてものは常日頃持ち歩いてもないし管理もめんどくさいので必要最低限というところ。

しかし、iPadを使い始めてからはこれが激変します。

無限にかけるノートアプリが多数そろっているうえに、メモのデータは管理しやすく、何よりiPadでいつでも書き出せるし見返せるので劇的にメモのハードルが下がりました。

何かあれば書く、思いついたら書く。タスクや思考など、思いついたことをすぐに書けるし無駄にならないのもiPadならではの良いところだと思います。

仕事の悩みを書くことも多かったですが、特に活用していたのはブログやYouTubeに関すること。

施作とか方針とか自分の気持ち次第でいくらでも変わってしまうので、定期的に時間をとって「なぜやるのか」「どんなコンテンツを作りたいのか」「何を達成したいのか」なんてあたりはひたすら書き出してました。

アウトプットとしては頭で考えるだけでも同じかもしれないのですが、無限のノートに制限なく書き出せると発想も縛られず、そして何を考えていたのかがしっかりと記録として残るので思考しやすくてよかったです。

隙間時間にAIと壁打ち

最近の使い方です。

正直かなりChatGPTと会話をしています。

自分のふわふわとした悩みとか課題をめちゃくちゃ上手く言語化しているし、欲しい角度のアイデアをくれるので頼もしい相棒って感じです。

ChatGPTを使うこと自体は別にiPadである必要もないのですが、どこにでも持ち運ぶのがiPadで、なおかつスマホよりは広い画面でChatGPTからの回答を見られるというところが気に入っています。

折りたたみや持ち運び用の軽量なキーボードを持って、PCより軽快なiPadで漠然とした悩みとかを投げてみると意外と解決できるかもしれません。

研修で資料に書き込む

研修によってはPDFで資料が事前に配布されていることもあるのですが、僕は資料を眺めているだけではあまり身にならないタイプ。

そのため、資料をiPadに入れて書き込めるようにして研修を受けていました。

こうすることで書き直しがボールペンなどより簡単に行えるのはもちろん、画像の挿入、関連のリンクなども自由に入れることができるので整理の幅も上がります。

PDFの管理に関してはPDF専用のアプリもありますが、僕はGoodnotesを使用して研修資料もすべて管理していました。

これは付随するメリットですが、資料を電子化することによってどこかに失くしてしまうことも防げますし、紙資料ならすぐに処分して持ち物をすっきりさせておけるのも楽です。

当時教員のときは基本的に資料は紙で配られることが多く、それをなくさずに整理しておけるほど管理が得意なタイプではなかったので、書き込みやすくなるうえに管理も楽になったのでありがたかったです。

教える

人に教えるために使うというのはかなり限られるところではありますが、教員時代ずっとiPadで授業をしたり、友達に投資信託のことやコンテンツのことを教えたりする機会があったので、それらの経験をもとにiPadを使って「教える」ことのメリットをお伝えします。

書きながら伝えられる

教える、という行為の中では資料を見せて解説するにとどまらず、書きながら教えることに対する臨場感や自分ごととして捉えられるかどうかが大きく変わってくると感じています。

資料を提示しただけではどこか他人事で、なぜその情報が必要かがわかっているようでわかっていないことが多いと教員として授業をしているなかで感じました。

資料を見せながら話す、もちろん情報は過不足なく伝わっているのですが、それだと伝わっているかどうかまではわかりません。

そこで、本人から出た発言や疑問、あとは重要なポイントなどを資料に適宜追記していく。

たったこれだけのことなのですが、これだけでも重要なポイントは忘れにくくなり、自分の発言も振り返りができるようになります。

書くというシンプルなことなのですが、これをPCで行おうとするとちょっとめんどくさいです。

できなくはないですが、教える側がちょっとめんどくさく正確に操作ができない→教えるテンポが悪くなる→適切に教えられないかもしれない、と繋がってきます。

テンポよく、そして必要な部分を際立たせ記録するという行為が非常に重要なため、これをスムーズに行えるiPadは教えるときには使いやすいツールであるといえるでしょう。

即時共有が革命的

これは書くことにも繋がってくるのですが、iPadで行う教えるという行為は他の端末や黒板・紙などの媒体と比べて圧倒的に「即時共有」に優れていると思っています。

これは僕がiPadを買おうと決意したエピソードなのですが、教員として勤めた初年度に研修がありました。

研修の内容の詳細は忘れてしまったのですが、花の観察をテーマにした研修だったはず。

机の上に花を1つ置かれて、この花について意見を出し合いましょうとなったとき、普通に話し合って話し合ったことを紙にでもまとめるのかと思ったら1人の先生が手持ちのiPadで写真を取り、「この写真に書き込みながら話を整理していきましょう」と研修を進めてくれました。

これは当時の僕には衝撃的で、iPadを颯爽と使いこなす姿ももちろんですが、目の前の出来事をすぐに切り取り、書いて話を整理するとこんなにも具体的に話し合いができるし自分も理解しやすいのか、と。

頭のなかで思考しているだけだとどこか他人事な感じもしてしまうし、情報も所々曖昧になってしまう。

しかし、目の前に具体的な今目の前で見た事象が画像になって、それを元に情報を書き込みながら整理ができるとこれまでよりも圧倒的に速いスピードで情報が補完されるうえにわかりやすい。

この体験は当時iPadを持っていなかったし使っていなかった僕にとっては衝撃的だったし、この感動を生徒にも伝えたいし授業にも役立てたいと感じました。

この出来事を体験してから僕はすぐにiPadを購入しましたし、その2年後には学校からiPadが貸与されるように。

実際授業で使ってみた感想としては、僕はGoodnotesにプリントを読み込ませて、生徒にもGoodnotesでノートを取らせていたのですが、自分も授業しやすかったし、生徒の理解度向上にもある程度繋がったのではないかと思います。

印象的なエピソードとしては実験結果の共有。

これまで理科の実験などをすると生徒が黒板に結果を書き込むとか、プリントを貸してもらって拡大投影機で映すなどの手段をとっていました。

これではテンポも悪いし、自由度も低い。

ではなく、生徒に実験結果をスクショしてもらう→エアドロップで送信→Goodnotesで書き込み。

この流れが最高でした。

これまで実際に書いた結果は見せるだけ、もしくは新たに整理された表に書き込むといった方法だったところから、生徒は席に座ったままでデータを共有し、さらには実際に使った結果を使用してさらにそこに情報が付加される。

教師が用意した資料ではなく自分たちが作り上げた結果で授業が進むと他人事感が少ないですし、それを元に考察ができると生徒も自分ごととして授業に参加しやすい。

教え込むだけではなく、一緒に考えながら教えるという手段を取れる方法として、iPadが非常に使いやすかったです。

教えることは「生き物」であり「ライブ」であると僕は考えています。

その時々で状況が変わり、誰と話しているかで正解が変わる。

だからこそ、状況に応じて即時対応できたり、すぐに情報を共有できたりすることが容易なiPadが教えるという行為に適していると感じました。

働く

働き方を効率化させるためにもiPadは大きく活用できます。。

僕も教員時代、教員から転職したコンテンツ制作職時代、そして今のフリーランス生活と、すべて支えてもらっている状態。

今回はそれぞれの仕事で使ってきた経験を元にまとめます。

ラフを作る

働くなかで1番お世話になったのはラフを作るという作業。

僕は授業の資料や構成を作ること、記事の内容を深掘りするときにWordやPagesのようなテキストベースだとなかなか想像ができなくて作業進みません。

そのため、アイデアの種を育てるような作業の場合はとにかく手書きで構想を練る、つまりラフを書いていました。

この作業がiPad相性が良く、思考整理のところでも話をしたのですが、マインドマップアプリやノートアプリが本当に役に立ってくれます。

僕は基本的にはMapNote2というマインドマップアプリを使いながらひたすらラフを書いていました。

教員時代であれば授業で50分話すというのはなかなか難しいことで、何を何分話してどこで授業のキーとなる質問をして、何分課題を考えさせて、最後時間を余らせずにまとめを行う。

これらの計画を練らなくてはいけないわけです。

アドリブがけっこう苦手なタイプなので、この辺りの時間計算は事前にしておかないと大概上手くいかないので、まずはざっくり授業の時間配分とかいつどのタイミングで何を聞くか、などをひたすら書いていました。

他には授業で作るスライドのラフもここで描き、どこにどんな資料や画像を持ってこよう、みたいなことをひたすらやりました。

あまり良いことではないですが、休日もひたすら教科書を開きiPadにラフを書いていたのも良い思い出です。

コンテンツ制作職のときは記事の内容はもちろんですが、記事のサムネイルとか記事の中で使う解説画像のレイアウトを考えるところまでが担当の仕事でした。

僕はこれまでレイアウトとかデザインみたいなところは逃げ続ける人生だったのでこの作業は本当に苦しく、やってこなかっただけあってなかなか上司からもOKがでず、1つの記事に対して100枚以上のラフを描いてようやくデザイナーに渡すラフが完成するといった状態に。

このときもちろんですけどめちゃくちゃな回数の書き直しがありましたし、ちょっとだめだったら新しいノートを追加など、紙でやっていたらどうなっていたかわかりません。

本当にアイデアを書いてアウトプットするのには相性が良いし、効率化できると感じた瞬間でもあります。

それにしてもイラストラフは本当に本当にしんどかった。もうやりたくない…

ブログを書く

今はnote優勢かもしれませんが、ブログなどのテキスト媒体の執筆作業もiPadでこなすことができます。

家にいるときはMacBookに大好きな外付けのキーボードを接続して使っていますが、外出先では主にiPadで作業。

副業としてnoteやブログを頑張りたいという人もいるかと思うのですが、テキスト中心の作業はiPadでも快適にできるどころか場所によってはiPadの方が快適かもしれないほどです。

軽快に持ち運べて、どこでも開いて執筆ができます。

そのため、ふとしたアイデアや隙間の時間を活用して執筆が可能です。

僕はiPadとARグラスを接続して電車のなかでブログの記事を書くのがおすすめの使い方。

隙間の時間でもコンパクトな装備で最大限広いディスプレイを使いながら快適な環境で作業ができるので効率が上がります。

テキストワークはかなり相性が良いと思いますし、作業を助ける楽しいアクセサリーもたくさん発売されているので、作業環境を構築するという楽しみにも繋がるでしょう。

クリエイティブで活用する

写真現像や動画編集などのクリエイティブ用途で使用するということも十分に可能です。

僕自身はiPadで動画編集はしていないのですが、スペック的には問題なく動画編集もできるほどのポテンシャルがあります。

そして、こないだ言われてみて確かにと思ったのが初期費用の安さ。

動画編集アプリであれば有名なアプリでLumaFusionというアプリがあるのですが、こちら価格が4000円。

アプリに4000円も高いと感じる人もいると思いますが、Macで有名な動画編集アプリのFinal Cut Proは現在5万円、動画編集の定番Premiere Proはプランにもよりますが月額5000円はするでしょう。

そう考えると初期費用を抑えながらある程度のクオリティで制作が開始できるというのはiPadを選ぶ大きなメリットになると思いました。

正直僕のこのYouTubeの編集くらいだったら絶対にiPadでもできます。

どんな動画を作るかにもよりますが、案外作れてしまうのではないでしょうか。

こんな感じで、おそらく他のクリエイティブ系のアプリもPC版を買うよりもiPadの有料アプリの方が安く始められる気がしています。

そう考える本業レベルのクリエイティブ作業はともかくとして、ひとまず始めてみるというところに関しては想像以上に初期費用を抑えられて良いのかもしれません。

というか領域によってはPC超えている分野もあると思うので(イラストとか)、クリエイティブとは相性が良いのではないかと思います。

まとめ

力説してしまったところもありますが、これが僕がこれまでの仕事や経験をもとに感じたiPadの活用法です。

少しでも参考になる使い方があればなによりですし、もし出てきた以外のおすすめの使い方があればコメントで教えてください!

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