Lofreeのキーボードにハマる理由と実態|熱狂的なファンを生み出す魅力

発売当初から人気の高かったLofree Flow。

あまりにも「最高だ」「素晴らしすぎる」と絶賛の嵐が止まなさすぎて、逆に身構えてしまって発売付近ではむしろ警戒してしまったほど。

昨年2024年発売から少し経ちブームに落ち着きが見えた頃にようやくLofree Flowを触ったのですが、これまで使用してきたキーボードとあまりにも違う新鮮な打鍵感に衝撃を受け、転がり落ちるようにキーボード沼へ入って行きました。

本当に大好きなキーボードで、現在では既製品のLofree Flowを使うだけではなく、廉価モデルのLofree Flow Liteも使いますし、自作キーボードにはLofree Flowのキースイッチやキーキャップを使用しています。

そんなLofreeですが、根強いファンが多く、現在では人気のキーボードメーカーと言って差し支えないほどライトユーザーからマニアまで愛されるほどに。

キーケット2025というイベントに参加してきたのですが、そこでもLofreeの根強い人気を知る機会となりました。

そんなところも踏まえつつ今回は大勢の人がLofreeにハマる理由や魅力について改めてお伝えします。

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LOFREE

市場の実態

さっそく魅力をお伝えしたいところなのですが、その前にLofreeの現状だけ話しておきます。

Lofree自体はもともと魅力的だったのですが、最近は既製品だけではなくパーツ人気が高まっている状態です。

理由は自作キーボードが盛り上がっているから。

キーケット2025という自作キーボード即売会のイベントに参加してきたのですが、ここでLofreeが大人気。

自作キーボードは自由にキースイッチやキーキャップが取り付けられるのですが、各ブースにあるキーボードの多くがLofreeのキースイッチを採用していました。

Lofreeのブースもあったのですが、非常に人気で常に人が絶えない状態。

人気のキースイッチについては売り切れているほどでした。

自作キーボードのイベントに来るような熱意のある人、さらには自作キーボードを設計してしまうような熱意も知識も経験もある人から多く支持されているというのは、市場においてそのクオリティが認められていると言えるでしょう。

インフルエンサーからももちろん人気

リアルイベントでの自分の目で見た情報というのが1番の情報だとは思うのですが、ネット上を見ているだけでもその人気は伺えます。

Lofreeを絶賛しているYouTuberは多く、散財TVなおしまさんmonographの堀口さんうしゃすらいむさんやまかふぇさんなど、数えきれないほどです。

monographの堀口さんの場合、自作キーボードの「conductor」にもLofreeのスイッチを採用しているほどで、使用については既製品のキーボードを使うだけに留まっていません。

キーケットで堀口さんに見せてもらったconductor

実際の体感として

最後は身近な人の使用例になりますが、まずは僕の妻から。

以前Lofree Flow Liteのレビューをしたときに75%レイアウトと100%レイアウトの2機種を提供いただいたのですが、100%レイアウトはすぐに妻に取られ、現在は妻のメイン機として頑張ってくれています。

やはりコトコトとした独特な打鍵感がお気に入りなようで、毎日使用中。

妻が横にいても動画撮影している関係で、たまに聞こえてくるコトコト音はLofree Flow Liteです。

あとはコンテンツ制作の会社に勤めていたときにキーボードの話になり、6人くらいでおすすめのキーボードを伝え合った際には僕を含め3人がLofreeをおすすめするとともに実際に実機を持っている状態でした。

このように、一部キーボードマニアだけ、ネットだけが盛り上がっているというわけではなく、リアルに使用者が多いうえに満足感もあるキーボードだということがわかります。

Lofreeの魅力

Lofreeには多様なラインナップがあるのですが、今回は主に人気機種であるLofree FlowとLofree Flow Liteを中心とした魅力についてまとめていきます。

圧倒的な打鍵感

やはり魅力は他のキーボードでは得られないような圧倒的に打つ楽しさを感じさせてくれる打鍵感。

「コトコト」と表現されることが多い感触で、この打鍵感に誰もが虜になっていることでしょう。

この感触の秘訣はキースイッチにあり、特に人気な機種がLofree Flowに採用されている「Ghost」とLofree Flow Liteに採用されている「Specter」。

Ghostは押下圧が50gと少し重めで、はっきりとした感触を得られます。

重めと聞いて敬遠してしまうかもしれませんが、重めだからこそ明らかにこれまで使用してきたスイッチとは違う感触を楽しめるでしょう。

正直これまでどれも似たり寄ったりな感触だな、と思っていたのですが、Ghostに出会ったことでキースイッチの奥深さに気づくきっかけになりました。

Specterについては押下圧が40gとなっていて、Ghostより少し軽め。

これは開発段階で感触の得られる50gの方が良いと思ってGhostの製造を行っていたが、Lofree Flowのユーザーフィードバックで想像よりも指疲れを示唆する意見が多かったとのこと。

その問題解決するために開発されたスイッチがSpecterということになります。

Ghostのようなコトコトとした感触は残しつつも押下圧が軽くなり軽快にタイピングが可能。

キーケットではSpecterが人気

Lofreeのブースもあったのですが、他のキーは終了間際でも残っていたのに対し、Specterは売り切れていました。

また、自作キーボードのブースでも度々Specterを使用している人を見つけるほど。

僕が試打させてもらった範囲ではSpecterが多く、次いで静音スイッチのHadesが多い印象です。

豊富なキースイッチ

さっきから少し紹介してしまいましたが、Lofreeからはロープロファイルのキースイッチが多数発売されています。

  • Ghost(Flow/ホワイト/リニア・押下圧50g)
  • Phantom (Flow/ブラック/タクタイル・押下圧45g)
  • Specter(Flow Lite/リニア・押下圧40g)
  • Hades(リニア・押下圧40g)

現在Lofree公式HPではこのようなラインナップになっています。

それぞれのスイッチは単体でも購入することができますが、基本的には対応するキーボードに付属しています。

例を挙げるとLofree FlowのホワイトモデルにはGhostが搭載されていて、Lofree Flow LiteにはSpecterが搭載されているといった感じ。

どれも良いスイッチなのですが、体感人気に感じていたのはGhostとSpecter。

コトコトとした感触が得られるタイピングしていて楽しいスイッチです。

Hadesについてはデフォルトでついているわけではないのでどこまで人気なのかと思っていたのですが、キーケットではHadesを採用している出展者さんがたくさんいました。

打鍵感としてはコトコトとした感触は薄く、指にしっとり吸い付くような優しい感触。

静音リニアと謳っていることもあり、他のラインナップがかなり音が出てしまうのに対して、非常に静かにタイピングできました。

Phantomに関してはタクタイルということもあり、Ghostに似た感じがありつつも底打ち付近で「カチカチ」と引っかかりを感じるような感覚。

僕は引っ掛かりなしのGhostの方が好みですが、押下圧がGhostより少し軽いこともあって僕の友人はPhantomの方が好みだと言っていました。

有名なスイッチが1つあるというわけではなく、既存のラインナップがすべて魅力的といった状態。

自分の好みに合わせてスイッチを選べるのはもちろん、どのスイッチが好きなのかユーザー同士で話すのも楽しいですね。

秀逸なデザイン

現在スイッチのみを購入して自作キーボードにつけている人もいるかと思いますが、既製品のキーボード自体も非常にクオリティが高いキーボードとなっています。

Lofree Flowに関してはアルミ筐体となっていて、非常に高級感のある仕上がりに。

無駄の少ないレイアウトとなっていて、ミニマルさを感じます。

Lofree Flow Liteに関してもFlowを踏襲したようなデザインとなっており、ミニマルさを感じるでしょう。

ホワイトのカラーも落ち着きのある色味で、部屋やデスクのガジェットと馴染みやすく使いやすいです。

まったく手が出せないほどではない価格

お金

価格についてはLofree Flowが定価29700円で、Lofree Flow Liteが17600円。

特にLofree Flowの場合は3万円近くしてしまうので、なかなか選びづらい価格ではあると思います。

しかし、LofreeのキーボードはAmazonのセール対象に度々入っており、Lofree Flowに関してはしょっちゅう安くなっています。

最安値のときであれば2万円近く、そうではなくても24000円くらいで購入できるでしょう。

他の有名どころのキーボード(HHKB・REALFORCE・Keychron)の高級ラインを見てみると3万超えが当然のような世界なので、そのあたりのラインナップにも引けを取らないような打鍵感をしつつ2万円台前半で購入できるのも嬉しいポイントです。

Lofree Flow Liteであればセール価格ではなく定価段階で17600円なのでより手頃な価格に。

正直17600円でも高いよ…って感じだとは思うのですが、実はこれキー数が84キーなのですが、スイッチが1つ定価231円。

231×84=19404円となり、むしろ本体買った方が安いという謎の逆転現象が起こっています。

実はかなりサービス精神旺盛な価格設定です。

まとめ

キーケットの熱にやられてLofree熱が高まって動画を作ってみました。

ちょっと良いキーボードにチャレンジしてみようかな、と考えている人にはぜひともおすすめしたいキーボードとなっているので、気になったらぜひチェックしてみてください!

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