iPadと合わせて使う外出用ハブはこれで決まり!ARグラス・データ読み込み・充電に対応した小型モバイルハブ|「Satechi モバイルXR USBハブ」|レビュー

つい最近Satechiから気になる製品が発売されたので購入してみました。

それが今回レビューする「Satechi モバイルXR USBハブ」。

正直一目惚れのジャケ買いみたいな感じなのですが、予想以上に良い性能をしていました。

メイン用途としてはARグラスと合わせて使用というところなのですが、使ってみるとARグラスを持っていない人にもおすすめできそうな魅力があります。

ARグラスを持っている人や、ちょっと大きめのハブを持ち運ぶの嫌だな、という人にかなりおすすめしたい製品です。

実際に使ってみてわかった、良かったポイントや気になったポイントについて解説していきます。

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Satechi モバイルXR USBハブの特徴

  • XRグラス対応
  • 最大100Wのパススルー充電に対応
  • 最大10Gbpsの超高速データ転送
  • 3.5mm音声ジャック搭載
  • ポケットサイズで耐久性のあるデザイン
  • Switchにも使える幅広い互換性
  • 価格7990円

最大の特徴としてはARグラスと合わせて使用できるというところ。

ARグラスの課題は、ポートが1つのスマホやiPadの場合、充電しながら使用ができませんでした。

そのため、XREALから発売されているスマホ型オプション製品のBeam Proは充電用と映像出力用とでポートが2つあるようなデザイン。

ポートが2つ搭載

この充電問題を解決してくれるのがこのハブというわけです。

既存の製品としてはこれだけでも十分だったのですが、さらに上をいくのがこのハブ。

なんとデータの転送もできますし、SwitchをドックなしでARグラスで映すことも可能。

シンプルに充電が取れるだけでは留まらず、多機能に使えるのが魅力です。

Satechi モバイルXR USBハブのデザイン

種類が実は2種類あります。

映像出力のUSB-Cのポートと充電用のUSB-Cのポートは共通なのですが、1番左端のポートは選択式。

僕はオーディオジャックを選択しましたが、もう1つはマイクロSDスロットでした。この辺は自分の使用環境に応じて選ぶと良いでしょう。

左がマイクロSDスロットに

正面から見ていきますが、デザインが最高すぎます。

スケルトンデザインとなっており、基盤がはっきり見えるような感じ。

くすみとかはなく、はっきり視認できるタイプです。

僕はどうしてかスケルトンデザインがとにかく好きなので、このデザインに打ち抜かれてしまいました。

側面にはポートが3つ。

先ほども説明したように、映像出力のUSB-Cのポートと充電用のUSB-Cのポートは共通であと1つは選択式。

背面には特になにもありません。

サイズは横幅約6cmで、iPhoneの横幅と同じ程度で非常にコンパクト。

手の平で握って隠せてしまうほど小さいです。

これまでコンパクトなハブでも10cmくらいはあるのが通常だったので、SDスロットやHDMIのポートが必要ない日はこれが最適解もしれないというくらい軽量化できます。

気に入ったポイント

Satechi モバイルXR USBハブの気に入ったポイントについてまとめていきます。

デザインとサイズ

もうなんといってもデザインとサイズが完璧すぎます。

スケルトンデザインは平成の名残なのか、遺伝子レベルで好きと感じてしまうです。

nothingが好きなのもたぶん同じ理由。

というところで最高のスケルトンデザインに加え、このコンパクトさ。

本当に小さく、約6cmの横幅。iPhoneと同じくらいの幅です。

これまで僕が持っていたハブは多機能であるがゆえにどうしてもサイズが大きくなりがちだったので、こんなにコンパクトなのは非常に嬉しいところ。

そこに加えてSatechiらしいビルドクオリティというか、安っぽさも感じさせないのが素晴らしいです。

やっぱりSatechiが好きだな、と思わされました。

ARグラスを使いながら充電できる

機能の好きなところに入っていきましょう。

やはりARグラスを使いながら充電できるというのはありがたいところ。

新幹線や仕事で使うなど、長時間かけ続ける場面もあったのですがそのとき問題になるのが充電問題。

iPadと接続した場合、ポートが1つしかないのでARグラスを長時間使用しているとバッテリーを気にしないといけませんでした。

しかし、このハブがあればそんな充電問題も解決。

ARグラスを長時間使用しても問題なくなりました。

充電速度についても最大100Wまで対応できるとのことなので、いつも使っている充電器の性能をフルで使えるでしょう。

SSDを読み込める

ARグラスを見ながら充電できるだけなら実はこんなに感動してません。

なんとこれ2つのUSB-Cポートどちらからもデータ転送が可能でした!

iPadにARグラスを接続して使っているときは作業をしているときがほとんどなのですが、そうなると「あの画像データ欲しいな」とか「動画ファイルどこだっけ」みたいなこともあるわけです。

これまでiPadの場合ポートが1つしかないので、データを読み込むかARグラスを使うかは両立できませんでした。

一応いろんなハブを使えばできなくはないのですが、非常にめんどう。

そんな面倒な接続をこれ1台でできるようになったんです。

ARグラスと接続しながら充電ポートの方からSSDを読み込むのもOK。

ARグラスを使わないときは、充電をしながらSSDを読み込むのでもOK。

僕はARグラス目的が先行していましたが、充電をしながらデータを読み込みたいという人は多いのではないでしょうか?

これまでしょうがなく大きめのハブを持ち出していた人は革命が起きるかもしれません。

動画編集が快適になる

これまでiPadで動画編集をしてこなかった理由として、大きなハブを使わなくてはいけない、というのも少なからずありました。

せっかく身軽で使えるiPadをハブで重くしてもしょうがないなと。

しかし、Satechi モバイルXR USBハブであれば、充電・データ読み込み・オーディオジャックと、動画編集で必要なポートがコンパクトにまとまっています。

これまで大きなハブを持ち出さなければいけないというところでやる気をなくしていた僕としては、このハブによってちょっとハードルが下がったように感じました。

気になるポイント

魅力的なSatechi モバイルXR USBハブですが、気になるところもあったので共有します。

ガタつきが大きめ

もっとフィットしてハマるかと思いきや、意外とガタガタします。

少しゆとりがあるからこそ多くのケースで使えるのかもしれないですが、もう少ししっかりハマると嬉しかったなというところ。

ゆるめな接続なのでちょっと衝撃があると接続切れそうでちょっと心配です。

Switchの出力は電源の強さに注意

このハブを使うことでSwitchをARグラスに出力して遊ぶことができるようになります。

1つ注意しなくてはいけないのが電源の強さ。

家で30Wの充電器で試したところ映像が出力されませんでした。

その後65Wまで出る充電器で試してみたところ、映像の出力に成功。

製品ページを見ると45Wと書かれているので、おそらく45W以上の出力ができる充電器ではないと反応しないのだと思います。

そういえば以前買った社外製の変換アダプターも45W以上だったので、この手のハブにはそれなにの出力が必要なのかもしれません。

手持ちの充電器の出力が45Wない場合には注意しましょう。

Satechi モバイルXR USBハブがおすすめな人

充電とデータ・映像出力ができるコンパクトなハブが欲しい人

ありそうでなくて、あると便利というところをピンポイントで突いてきてくれたようなハブです。

コンセプト的にはARグラスとあわせて使うというところで、それももちろん間違っていません。

しかし、個人的に嬉しいポイントは充電、もしくは映像出力と同時にデータの読み込みができるというところ。

これまでARグラスやiPadを使っていて感じていたのは、「映像出力や充電と同時にSSDの読み込みがしたいけど、これをするために大きなハブを繋ぐのもめんどくさい」ということ。

現状自分が持っている装備でも両立させながら使うことはできなくないのですが、どうしても持ち物が多くなってしまいます。

僕は外で作業するときはシンプルにSSDだけあれば事足りる場合がほとんどなので、充電とあと1つポートがあれば十分なのにな、というのは常々思っていました。

そんな僕の課題をピンポイントで解決してくれるようなハブがこれなわけです。

ARグラスで作業しているときなら、もう一つのポートを充電に使うもよし、SSDを接続してデータを使う作業をするのもよし。

ARグラスを使わず、充電とSSDを読み込むという使い方もこれからしていくと思います。

ARグラス用ではありますが、ARグラスを使わなくても非常に便利なので、デザイン性とコンパクトさに惹かれている人にはかなりおすすめです。

まとめ

シンプルに映像出力だけでもありがたいな、と思って購入したのでこれはありがたい仕様でした!

というかデザインも良すぎてめちゃくちゃ気に入ってます。

コンパクトサイズのハブが欲しい人はぜひ!

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