iPadを使っている人はPro・Air・mimi・無印問わず、キーボードについて気になっている人は多いのではないでしょうか。
外出先で作業するとき、キーボードがあるのとないのでは作業効率が段違いです。
しかし、iPadで使うキーボードは調べてみるとかなり種類があって何を使えば良いのか分かりにくいですよね。
そこで今回はiPad用キーボードはもちろん据え置きキーボードも何十台も所有し、家の中がキーボードだらけのキーボードマニアが最近iPadとあわせて使用しているおすすめのキーボードについて紹介します。
好きなキーボードの基準
iPad用のキーボードとしてお気に入りになる場合、僕は以下の点を重視しながら決めます。
- 打鍵感が良い
- 静音性が高い
- 持ち運びやすい
- 機能性が高い
打鍵感:持ち運びでそこまで作業しないからと言って、打鍵感を無視するとそもそもキーボードを使いたいという気持ちが失せてしまうので、打鍵感の良さは気にしています。
僕の好みは多少反発感がある打鍵感。柔らかすぎるというよりは、「カチカチ」でも「パチパチ」でいいので、なにかしら感触を得られるものがタイプです。
静音性:会議や授業中など、静かな場所でも使う可能性があると考えると、うるさいキーボードは恥ずかしくなってしまうので、なるべく静かなものを選んでいます。
持ち運びやすさ:iPadとあわせて使うということは基本的には自宅ではないどこかで使うことが多いので、重たいキーボードや故障リスクの大きいキーボードではなく、キーを保護して持ち出しやすいキーボードが好みです。
機能性:ペアリング台数や操作性の高さなど、固有の特徴によってどれくらい作業が快適になるかで判断しています。
ざっくりこんな基準で選んでいます。
「欠点はあるけどあまりにも唯一無二」のような、デメリットが目立つ場合でもメリットが上回っているものも選んでみました。
不満に感じるポイント
これはものすごく個人的な感覚の話なので、全員に当てまるわけではないですが個人的に不満に感じてメイン使用には選ばないキーボードのポイントについても共有しておきます。
- 小さすぎる
- テンキー付き
- タッチパッド一体型
- キーが極端に小さい
小さすぎる:コンパクトで一見よさそうなのですが、キーボードにはある程度の大きさがないと打ちにくいです。コンパクトすぎると指がギュッと固まってしまうので好みではありません。
多少重くなっても大きめを選ぶことが多いです。
テンキー付き:これは僕があまりテンキーを使わないからという個人的な理由からきています。
タッチパッド一体型:マウス操作ができるようになるのは良いのですが、僕が触ったことあるタッチパッド付きキーボードは基本的に操作性があまり良くありませんでした。
もしくは良いけど大きいというもの。よほど良くない限り今のところ選ぶことがないです。
キーが極端に小さい:折りたたみ部分に被ったりタッチパッドを搭載する見られるのですが、通常サイズの半分ほどの大きさしかないキーが多数あるキーボードがあります。これだとタイピングがしづらいので、よく使うキーが小さいキーボードは避けるようにしています。
Magic Keyboard
さすがに無視できなかったので紹介。
原点にして頂点。純正のMagic Keyboardです。
現状僕が持っている最新版のMagic Keyboardに関しては2024年モデルのiPad Proのみに対応。
そして定価が11インチ用で45800円と、常軌を逸した価格をしています。
Proでしか使えず、定価も高く、正直デメリットだらけ。
しかし、iPadを使ううえでは、これに勝る快適な操作というのがありません。
タッチパッドがものすごく快適で、ジェスチャー操作も間違いなく反応します。
純正とはやはり素晴らしく、iPadがMacBookになったのではないかと錯覚させるほど快適に操作ができるようになるほど。
キーボードについてもペチペチとした浅めのキーストロークなのですが、これはこれで非常に心地が良いです。
ここ最近3万を超える深いストロークの高級キーボードを何台も使ってきたのですが、それらとはまた違ったよさがあります。
iPad用の最高の操作性を求めたときはどうしてもこのキーボードに行き着く気がしています。
MOBO Keyboard 2
旧モデルから使っている長年大好きな折りたたみキーボード。
発売自体は2021年10月ということで3年以上前のキーボードとなるのですが、折りたたみキーボード業界が停滞しているのかこのキーボードより高性能なキーボードが現れてない気がしています。
たくさんの折りたたみキーボードを使ってきましたし調べているのですが、現状折りたたみキーボード界のトップだと感じています。
個人的に好きなポイントは打鍵感と静音性。
このキーボードとの出会いは学生時代にまで遡るのですが、当時授業の内容をまとめるのに使っていたキーボドが非常にうるさいキーボードで、タイピングするたびにうるさくて恥ずかしい思いをしました。
そんななか、出会ったのがMOBO Keyboardでこれまで使ってきたキーボードとは一線を画す静音性。
そして打鍵感についてもガタついたキーをパカパカタイピングしているような感覚のものではなく、折りたたみながらしっかりと押下している感覚を得られる満足感がありました。
出会いは旧モデルだったのですが、新モデルになって唯一不満だったマイクロUSBの充電端子もUSB-Cに変更され、死角のないキーボードに仕上がったと言えます。
最高の折りたたみを探している人にはぜひともおすすめしたいキーボードです。
iClever 折りたたみキーボード
折りたたみキーボードではもう1つ気に入っているキーボードがあります。
それがiCleverの折りたたみキーボード。
特徴はなんといってもこの分割型のデザイン。
そもそも分割というキーボードが少ないなか、それが折りたたみで使えるというところで驚きがあります。
で、問題はこれは打ちにくいのではないか?ということですよね。
見た目に驚くと思うのですが、慣れるとものすごく快適です。
左右分割されていたとしても、ポジション的には無理がないので非常にサクサク打つことができます。
打鍵感についても反発を感じるような感触で、変に軽いということもなく心地よいです。
また、静音性も高く、どこで使っても目立たないでしょう。
欠点として充電端子がマイクロUSBというところがあったのですが、2025年1月からはUSB-Cのポートに対応したというところでこの欠点もなくなっています。
最近は据え置きキーボードでアリス配列の分割型のキーボードが人気ですが、手軽に試して見たい人はこのキーボードから始めてみるのはどうでしょうか。
Fusion Keyboard 2.0/MOKIBO
キーをなぞるとタッチパッドになるという異色のキーボードです。
持ち運び用のキーボードの弱点として、マウスが使えないという問題があります。
キーボードでテキストワークをしていたとしても、文字の選択やアプリの使用でいちいちディスプレイをさわらなくてはいけないのは手間ですよね。
そんな手間がこのキーボードなら解決できます。
なぞればキーの表面がタッチパッドになるので、マウスを持ち運ばなくてもマウスを使えるという状態になるんです。
さらにジェスチャーまで使えるので、ブラウジングをすることもできます。
持ち物を減らしながら快適に作業ができるというところで、非常に便利なキーボード。
ARグラスとセットで使うのも最高で、本当に気に入っているキーボードです。
新型が最近国内販売開始されということもあり、比較的新しい機種になります。
TH40/EPOMAKER
非常にコンパクトな40%レイアウトのキーボード。
一目見て気がつくでしょうか、このキーボードの違和感に。
そう、数字キーがないのはもちろん、矢印キーすらないのです!
極限まで無駄を削ぎ落としたキーボードで、扱うためにはコツや設定が必要です。
このキーボードを使うために確実におさえておきたいのはVIAというキーマップソフトで、これを使うことでさまざまなキーのカスタマイズをすることができます。
例えば僕であれば左端のCtrlキーは「押している間レイヤーを切り替える」という役割のキーを割り当てしています。
このキーを押しているあいだだけ、別のレイアウトが現れている状態になり、この状態のとき、Aは「音量ダウン」、Sは「音量アップ」に設定。
他にも、左のCtrlキーを教ているときは右端のキーは矢印として使えるようにしてあります。
このようにして、少ないキーでもカスタマイズを駆使して使用するというコンセプトのキーボードです。
僕の設定は今紹介したような感じですが、視聴者のなかには「H/J/K/L」を矢印キーに設定して、極限まで指の移動を少なくしたり、そもそも大幅にキーの配列を入れ替えて別のシステムにしたり、使用者によって強烈に使用方法が変わるのが面白いところ。
厚みはあるのですがコンパクトでストラップまでついているので、自分好みにゴリゴリカスタマイズしたキーボードをどこへでも持ち運ぶことでいつでもどこでも最適な作業環境を構築できます。
Lofree Flow Lite
これは持ち運び用ではなく、僕自身外に持っていくことはありません。
では、どうやって使っているかというと、自宅作業時のiPadメインキーボードとしてです。
現在スタンディング用の簡易スペースを作って、朝眠いときとか夕方まであまりにも座って作業を続けてしまったときにiPadをモニターにつなげて作業しています。
そんなときにせっかく自宅にいるなら少し良いキーボードを、というところで選んでいるのがこのLofree Flow Lite。
気に入っているポイントはロープロファイルであるというところと軽い打鍵感。
キーボードにはフルプロファイルと言われるベーシックなサイズのキーボードがあるのですが、これは手首が上がりすぎてしまって痛みや疲れを感じやすいです。
一方でLofree Flow Liteのようなロープロファイルキーボードと呼ばれる低いキーボードは手首があまり返らないので、疲れにくいのが特徴。
そしてLofree Flow Liteは押下圧40gの軽いキースイッチを採用していて、タイピングが軽やか。
しかし、軽やかだから柔らかくて物足りないかというとそうではなく、Lofree Flowから続く「コトコト」と表現される独特で最高の打鍵感を軽さを両立させながら実現しています。
家のメインキーボードとしても使えるくらい優秀なキーボードなのですが、この気軽さが自宅作業時のiPad用キーボードとして非常にマッチして、よく使用するようになりました。
DRESSTHING/そうすけ@imDRESSion
imDRESSionというガジェット系のYouTubeを運営しているそうすけさんが最近開発・販売した自作キーボード。
iPad miniと最高の組み合わせで使えるというキーボードで、見た目のミニマルさとキーマッピングを駆使した多機能性が魅力です。
一体型・折りたたみ・分割のキーボードとしても活用可能な、無限の可能性を秘めたキーボードとなっています。
僕も購入し、ようやく届いたといった状況。
まだ組み立てもなく使ってもないので、実際の使用感については未知数なのですが、把握している情報だけ見ると最高の2文字しか見えてきません。
ちゃんと組み立たらまたレビューします。
まとめ
最適なiPad用キーボードは見つかったでしょうか?
実は他にもたくさん所有しているキーボードがあるので、「こんなタイプが気になる」とか「あのメーカーどうなの?」みたいな質問があれば気軽にコメント欄で教えてください!
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