iPad×ARグラスは生活を一変させるポテンシャルがある|感動と作業の快適さだけを考えれば間違いなく最適解|使用のメリット・デメリット

今回は僕の大好きなガジェットARグラスとiPadの相性について話をさせてください。

iPadを外で使っていると「家のモニターに比べると画面が小さいな」「画面のぞかれるの嫌だな」とか思ったことはありませんか?

この悩みを解決できるのがARグラスで、そんなARグラスと相性良く使えるのがiPadです。

僕自身iPadも好きですがARグラスも相当好きで、現在はARグラスメーカーXREALの公式アンバサダーを務めているほど。

今回はそんなARグラス好きの視点で、なぜiPadと相性が良いのか、どんなことができるのか、などについて話をしていきます。

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ARグラスとは?

ARグラスは「目の前に映画館のスクリーンのような大画面が映る次世代型ガジェット」です。

簡単に表現するのであれば、超コンパクトなモバイルモニター。

機種によっては目の前のディスプレイを手で掴んで操作、みたいなこともできるのですが、対応アプリや使用端末の関係で気軽に使える機能ではありません。

とりわけ一般の人が手軽に体感できる範囲としては目の前にモニターが映ると考えて良いでしょう。

何と繋げて使える?

そんなARグラスですが、基本的にはUSB-Cのポートのある端末であれば接続して使えます。

iPhoneであれば15以降、AndroidはUSB-Cがデフォルトなので問題ないでしょう。

pixelも少し前に接続対応したので多くの人が楽しめます。(Nothing phoneは怪しい)

他にはiPadやPC、SwitchやPS5などのゲーム機にも接続が可能です。

現状生活で使っているようなガジェットには大概使用できますし、買って何もできない、ということにはならないでしょう。

ARグラスがあるとできること

ではこれがあると何ができるのかというと、どこでも自分だけの作業環境や視聴環境が構築できます。

例えばPCに接続すれば専用アプリを使用することでトリプルモニターで使用できるので、ディスプレイを持ち運ばずにカフェでマルチモニター作業ができますし、Switchにつなげればベッドで寝ながら大画面でゲームができるように。

他には最近映画館で自分のARグラスにのみ字幕を映せるというサービスもあり、使用の幅は広がりつつあります。

夏に発売されたXREALのBeam Proというスマホ型端末を使えば空間写真や映像をARグラスで立体的に見ることができ、クリエイティブな使用もこれから広がっていくかもしれません。

個人的な使い方

僕の1番多かった用途は電車で使うという方法。

前職の通勤時間が1時間15分ほどあってこの時間を有効に活用したいと思いつつも、横から画面を覗かれるのが苦手なことと、画面が小さいと集中しづらいというところで今いち作業ができませんでした。

しかし、ARグラスを使うようになってこれらの問題が解決。

横から見られるという問題に関しては、ARグラスに接続してしまえば自分には目の前に見えているためiPad自体は画面を伏せていてもOK。

画面の小ささに関しては巨大なディスプレイが目の前に現れるからこの問題もクリア。

というところで自分が感じていた課題を全部解決。

おかげで前職では月残業70時間ほど働いていたのですが、そのなかでも週2〜3でブログ記事とYouTube動画を更新を、電車内で最大効率で作業することで継続し続けることができました。

また、アニメや映画を見ることもあるのですが、スマホで見るのは画面が小さくて見るのがもったいない(どうせ見るなら大画面で見たい)と感じてしまいこれまで移動時に見ることは少なかったのですが、ARグラスを購入してからはどこでも映画館のように映像が楽しめて非常に満足しています。

AR

iPad×ARグラスの相性が良いと思う理由

ここからは個人的な主観をたっぷり詰め込みながらiPad×ARグラスの良さについて話していきたいと思います!

コンパクトだけどマキシマム

iPadとの組み合わせのよさはとにかくコンパクトに持ち運べるというところ。

iPad miniであれば小さいポーチに収まってしまいますし、11インチのiPadだとしてもリュックを持ち運ぶほどの大きさにはならずコンパクト。

個人的な好みですが、あまりリュックで出かけたいと思っておらず、できればショルダーバック程度の大きさ・軽さで出かけたいと思っています。

そしてこれだけコンパクトであるものの、見える画面は映画館のスクリーンのように大きな画面が目の前に広がるのでマキシマム。

小さな画面ではなく大きなディスプレイでどこでも作業ができるので捗ります。

横画面UIをデフォルトで使える

「そんなにコンパクトがいいならスマホでいいじゃん」

これは確かにもっともな意見で、最小を目指すのであればスマホ×ARグラスということになると思います。

ですがあえてスマホ、僕の場合はiPhoneと繋げていない理由は、デフォルトが縦画面だから、というところ。

ARグラスは接続してある端末の画面をそのまま映します。

というところでiPhoneを映してしまうとデフォルトは縦画面、本体を横向きにするかYouTubeのビューワーで全画面表示にするなどしないと、広々と映像が見えません。

自分である程度調整をすれば良いのですが、これをいちいち考えたり操作したりするのが自分にはちょっとめんどうで。

また、iPhoneの場合、画面は横にできているがUIが横画面に洗練されていないこともあります。

基本手持ちかつ縦に使うというところでしょうがないのですが、これもちょっとめんどうな理由の1つ。

そのためデフォルトで横画面にも対応しているiPadの方がサイズは大きいのですがなんだかんだ使いやすいという結論に落ち着きました。

最適解はDexモード

僕はiPadを使っていますが、おそらく最適解はDexモード対応のスマホだと思っています。

Dexモードとは、スマホを外部ディスプレイ(モニターやARグラス)に接続するとPCのように使えるというモード。

先ほども説明した通り、横画面がデフォルトの方が使いやすく、作業をするのであればスマホやiPadの UIよりもPCの方が捗ります。

となると、スマホサイズでミニPCのような状態で扱えるDexモード対応のスマホが1番コンパクトかつマキシマムに作業が進められそうです。

僕が知っている機種だとギャラクシーが対応しているので、ちょっと羨ましいし欲しいなと思っています。

電車で省スペース

膝の上にPCを乗せて作業したことはありませんか?

これをすると意外とPCが大きくて隣の人にあたるかも…みたいに思ったことないですか?

この問題もiPadのサイズなら少しスペース問題を解決できますし、iPad miniならさらに省スペースに。

11インチサイズだとしてもおおよそのPCよりはコンパクトということもあり、膝の上の圧迫感が減ります。

iPad miniの場合だと最小構成が狙えて、僕が良く使うのはMOKIBOのFusion Keyboardとの組み合わせ。

ARグラスと組み合わせてしまえばiPad miniの画面を見る必要がないので、裏向きにして伏せてしまいます。

その上にキーボードを置いて、これでサクサク作業ができる環境が完成です。

このコンパクトさすごくないですか?

Fusion Keyboardはキーをなぞるとタッチパッドになるので、このキーボード1台でマウスの代わりにできるのも非常に優秀。

キーボードだけが膝の上に出ている状態のような感じでミニマル×マキシマムに作業する快感をぜひとも味わってほしいです。

使用するときのデメリット

ここまで最高のメリットをたくさん話してきたのですが、デメリットもしっかりあるので、そこについても共有しておきます。

準備がやや手間

iPadを開いて終わり!とならないのがちょっとめんどうなポイント。

ARグラスは現時点では無線での接続に対応していないのでどうしても有線での接続になります。

そのためiPadを取り出してからARグラスに接続するという一手間がありますし、しまうときはケーブルを巻くという作業をすることに。

電車に乗っているときはけっこうシビアで、ケーブルが巻き終わらない・ARグラスをケースに入れるのに手間取る、なんかでうっかり降り損ねそうなったことも多々あります。

このように準備・片付けを含め一手間増えてしまうのは要注意です。

マウスが必須

ARグラスですが残念ながらディスプレイを直接手で触れるわけではないので、端末側から操作するしかありません。

ではどうするのか?マウスがポインターとして必要になります。

PCであればトラックパッドがついているので問題ないですが、深刻なのはiPad。

マウスを持っていかないとARグラスをかけながら、画面を移動したり、範囲選択をしたりするときはいちいちメガネをズラして画面をタッチしながら操作することに。これはスマートではありません。

というところで、マウス操作ができる端末は必須と言えるでしょう。

僕があわせて使うガジェットとしては、11インチサイズであればMagic Keyboardを使い、トラックパッドを使えるようにし、iPad miniのときはFusion Keyboardと接続して使ってタッチパッド問題を解決していました。

別で持ち運び用マウスを持っていくのももちろん一つの手ですが、持ち物をなるべく減らす方法で考えると一工夫必要になります。

着用時に目立つ

ここが気になる人も多いことでしょう。そうです、つけると目立ちます。

最近発売されているモデルはかなりサングラスに近くなってきたとはいえ、まだまだつけていると人の視線を釘づけにしてしまうガジェット。

また、電車やカフェなどで使用すると目の前にディスプレイが出ている関係上、下を向く必要がないので正面を見ることになります。

スマホやPCを見るために視線を落とすのが日常になった現在、なにやらわからない端末をかけて正面を見つめるその様子はかなり異質です。

もちろん目立つので、電車に座って使えば隣の人がどこか行ってしまうこともありますし、僕の隣だけ空席になることもしばしば。

メガネを外した瞬間、外人から反応されるなんてこともありました。

このようにまだまだ慣れないガジェットというところで使用するとなにかと目立つので、周囲の視線が気になる人にはおすすめできません。

家の中でなら関係ないので、自宅使用を考えている人は無視できる話です。

まとめ

ここ最近使ったガジェットのなかでは1番未来を感じました。

まだまだ使える内容がモバイルモニター的であったり、使用者も少なかったり、なかなか使ってみよう!という気になりにくいかもしれませんが、かなり面白いです。

最近は価格も落ちてきて、十分満足できるクオリティのあるARグラスがついに3万円台にまで落ちてきました。(十分高いですがこれまでは最低5万くらい)

今後のセールでもおそらく割引の対象になると思うので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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