ついに発売された新型iPad mini(A17 Pro)。
このiPadを購入するときに少し考えなくてはいけないことが、メイン機として使うのかサブ機として使うのかというところ。
実際に僕のところにも友達から「新型のiPad miniが出るけどメイン機として買うかどうか悩んでる」「実際買いなの?」のような相談が連日きます。
結論、僕は新型iPad miniは「サブ機」として使っていますし、おそらく今後もメイン機にはならないでしょう。
今回は僕がiPad miniをサブ機として使う理由、そしてメイン機にはしない理由について解説していきます。
メイン機ではない理由
僕はiPad mini 6のときからサブ機として運用していますし、新型でもその姿勢は変わりません。
正直性能的に言えばメインでも僕の用途であってもそこまで困ることはないのですが、それでもメインにはしない理由について解説します。
画面の広さは正義
やはりメインのiPadは画面が大きい方が良いと感じています。
iPadらしい使い方を求める場合、どうしてもサイズは必要になるでしょう。
思考整理のために書く、作業を快適に行う、カメラのモニターとして使うなど、iPadには様々な可能性や使い道がありますが、どれも画面が広く携帯性が高いからこそ、iPhoneでもなくMacBookでもなく、iPadを使うのだと思います。
中途半端なサイズである場合、それはiPhoneでいい、これはMacBookでなんとかなるなど、唯一無二ではない可能性が出てきてしまわないでしょうか。
どうしても小さいとできる作業に制限があり、できるけど不便とか、そもそもしたくないとか、いろいろ問題を抱えてしまう側面も。
「他のどんな端末でもなくiPadが最適」と思えるような作業をメインで行おうとすると、どうしてもサイズの壁がたちはだかります。
Mチップの有無
ここ数年の話にはなりますが、最近のAirやProにはMチップが搭載しています。
今年の5月に新型のM4 iPad Proを購入するまでMチップとは縁がなかったのですか、最近使い始めてけっこう衝撃を受けました。
正直使ってみるまでは処理性能が上がったのかな、くらいの認識でしたが、1番の恩恵は外部ディスプレイを繋げられること。
iPadはこれまで外部のディスプレイにつないでもミラーリングしかできませんでしたが、Mチップ搭載のiPadの場合は拡張ディスプレイ機能を使うことができます。
これによって、モバイルディスプレイと繋げることでiPadの画面を2画面表示で使用できるように。
最近はiPadとモバイルモニターを併用した、省スペースなスタンディングデスク環境を構築し、これにはコンパクトかつ2画面出力できるiPadが最適なことに気づかされました。
僕のなかでMチップ搭載のiPadというのがメイン機の必須項目になった瞬間です。
専用アクセサリーを使いたい
数年前からですが、アクセサリーの種類や発売に明らかな差を感じます。
無印iPadには対応していないがProには対応している、のような、上位モデルのみ対応しているアクセサリーがあったり、豊富に発売されたりなど、上位モデルの優遇です。
iPad好きとしてはどうしても気になるアクセサリーは試したくなってしまうもの。
しかし、そんなときに下位のラインナップである無印やminiを使用していると、サイズの違いや価格の違いからアクセサリーが対応していないことが多々。
そのため、最新のアクセサリーを追いたいと考えると、必然的にメインはAirかProとなります。
そんな経緯もあり、現在僕のメインはM4 iPad Proに落ち着いている状態です。
処理性能の高さ
僕の用途ではそこまで必要になるときはないのですが、やはり処理性能が必要になる場面でminiは頼りないなと感じてしまいます。
基本的にはテキストを打つ作業が僕は多いので、そこまでスペックを必要とする場面はありません。
しかし、カメラでしっかり撮影を行うという場合に限っては、iPadをモニターとしても活用しますし、その場で写真の確認やデータの保存などについても行ってしまう場合があります。
こうなったときにminiの場合はどうしても処理に耐えられないことがあり、撮影全体にストレスを感じてしまう可能性も。
万が一まで考えてしまうと万全の状態で備えたくなってしまい、性能が高いProを僕は選んでしまいがちです。
なぜサブ機に「mini」なのか
iPadには他に無印やAirなど、他のモデルもあるなかでサブ機として選んでいるのはmini。
それはなぜかというと、サイズが似たようなiPadを持っていると、役割が被って片方を使わなくなるからです。
以前iPad AirからProに乗り換えたときしばらくAirをサブ機として使っていましたが、11インチサイズのiPadを2台手元に置いてしまうと、結局やりたいこともできることも特に差別化ができず、最終的には性能が高いProしか使わないという状態になってしまいました。
このときは単純に「iPadの2台持ちがそもそも不必要なのでは?」とも思ったのですが、原因としてはサイズです。
疑いを持ちながらminiを購入して運用してみたのですが、miniであればかなりスムーズに2台持ち運用を実現できました。
- 軽量に出かけたいときはminiを持っていく
- 軽く調べ物をした・動画を楽しみにたいときはmini
- 家の中でながら見をするときはminiで済ます
など、miniであれば差別化して「あえてminiを使いたい」と思える場面を作れますし出会えます。
性能が必要・作業領域がほしいという場合は11インチサイズのPro、簡単な作業がしたいだけ・身軽に動きたいと言う場合はminiというあたりで棲み分けができるのが魅力でした。
サブ機としての使い方
サイズを意識した結果、サブ機としての運用がかなり生活に馴染みました。
やりたいことやシュチュエーションに応じて使い分けができるので、それぞれの作業が最適に。
サブ機として具体的にはどのように使っているのかをまとめていきます。
家でエンタメ・検索用タブレット
ついつい手に取ってしまうサイズというのが絶妙で、「ちょっと調べ物したいな」「あのYouTuberの新作動画出てないかな」みたいな、「少し見る」というくらいの気持ちのときに使いがちです。
特に家にいるとき、iPhoneでももちろん動画を見られるけどちょっと小さい。でも PCまでいくのもめんどくさい。
みたいなちょっと頑張れば不満の元を解決できるけど、そのちょっとにやる気が出ない、というような絶妙なめんどくささを解決してくれます。
最小構成で作業
個人的には1番革命的に生活が変わったと思うのがこの使い方。
僕のメインの作業用途はブログを書くことなのですが、これにはそこまでの処理性能は必要ありません。
つまり、ブログが書きたいだけであればProでもminiでもどっちを持ち出してもいいわけです。
シングルタスクとして、ブログの構成を考えるとか少し執筆を進める程度であればiPad miniで十分こなせます。
miniで大丈夫となると非常に荷物がコンパクトになり、外出時の荷物もかなり減るでしょう。
僕はiPadで作業するときはそもそも充電がなくなるほど作業するつもりはないのでモバイルバッテリーや充電器は持ち歩かないので、本当にiPad miniとキーボードという構成で出かけます。
最小はこの2つで快適な作業環境が手に入ると考えると最高ですね。
ARグラスも最近は併用
これは最近の僕の使用用途ですが、カフェに行って作業するためにminiを持って出かけるということはなく、移動時間を楽しむ・作業するために使っています。
例えば友達とご飯に行くという約束で移動時間が1時間ほどあった場合、この時間を有効に使いたい!と考えると電車のなかで何か作業をすることに。
そこで活躍するのがARグラスで、接続するだけで目の前に大画面の映像が表示させられます。
iPad miniと接続すると、miniの画面を目の前に映し出せるので、動画も見れるし作業もできるといった状態に。
僕はiPad miniを膝の上に置き、その上にタッチパッドとしても使えるキーボードを乗せて使っています。
最小構成ですが、目の前にはマキシマムな作業環境が広がっているというおすすめの使い方です。
YouTubeの原稿を見る
これは特殊ですが、僕はYouTubeの原稿を見るためにiPad miniを使っています。
サイズがちょうどよく、見るための端末としては適切です。
僕はYouTubeの原稿を見ていますが、会社であればプレゼンのカンペとか打ち合わせのメモを取ったりアイデアを見せたり、小回りのきく端末になるでしょう。
また、最近はマグネット式のカメラアダプターを購入したことで設置の自由さが爆上がりしました。
僕の使っているMOFTのSnapケースというのが背面マグネットに対応していて、これにマグネット式カメラアダプターとクランプを併用することで、どこにでもiPad miniを取り付けられるキットが完成します。
これによって、MagSafeのように簡単に取り外しができるので、ながら見端末として家の好きな場所に設置をして使うことができるので利便性がかなり上がると思います。
料理中に眺められるように設置しても良いですし、ベッドで寝転がりながら見られるセッティングも良いかもしれません。
僕はYouTube原稿が見やすい位置にこのキットでセッティングをしていますが、それぞれにあった使い方ができる可能性があるので非常におすすめをしています。
カメラとあわせる
コンデジを持ち歩くとき、iPad miniをあわせて持ち出すことが多いです。
理由としては下記。
- 撮影した写真を最速で見たい
- けどコンデジを持っていくなら装備は軽量がいい
- 撮影した写真をその場で簡単に現像したい
- データをその場でSSDに保存したい
このあたりが理由で、相性がよいと思っているポイントでもあります。
よく持ち出すセットとしてはコンデジとあわせて持っていくとき。
コンデジ自体がコンパクトなので装備を軽く写真を撮りたい。でも撮った写真は素早く確認したいというときにminiが役立ちます。
そして、写真の読み込みについても数百枚の読み込みとかをさせなければ快適に見られる性能がその割っているのがmini。
また、現像のアプリもダウンロードしておけば、撮影した写真をその場で編集してSNSに公開するということも可能です。
そして、新型のiPad miniはチップがA15からA17 Proになったことで、転送速度が5Gbps→10Gbpsに進化しました。
そのため、SDカードに保存してあるデータをSSDに移すという作業や本体にデータを読み込むという作業がiPad mini 6時代よりも快適になったといえるので、より相性のよい端末になったと感じています。
メモを取る
iPad miniは手書きのメモを取ることにも適しています。
それこそ今回新型になるにあたってApple Pencil Proにも対応しており、ペンシルとの互換性や性能は非常に高いといえるでしょう。
そして、コンパクトなサイズながら簡易的なメモを取るスペースは備えているので、思いついたアイデアを逃すことのない準備ができています。
また、iPad miniの裏にマグネットリングなどを装着すれば、片手でもしっかりと支えられるようになるので、立ちながらのメモでも取れるようになるので、何かの見学の際や移動しながら話を聞くような場面でも活躍してくれるでしょう。
まとめ
絶妙なサイズ感で生活の隙間に入り込むような端末であり、サブ機として非常に有効に活用できます。
今回のアップデートによって性能も全体に向上していますし、なにかと使い勝手は上がっています。
購入に悩んでいる人、メインとサブなどの活用法に悩んでいる方は今回の記事や動画を参考にしてみてください。
もし追加で何か聞きたいことがあればコメント欄に記入をお願いします。
コメントを残す