【比較】Lofree Flow LiteとFlowの差はどこにある?|Liteが最強のコスパ機でFlowは最高の打鍵感

今年1番の衝撃を受けたと感じているLofree Flowというキーボード。

独特の打鍵感が病みつきになり、今では手放せないキーボードとなりました。

それほど気にっているメーカーのLofreeから9月に新製品発表があり、それが現在も使用中の「LofreeFlow Lite」。

一度レビューもしましたし、しばらく使ってもいたのですが、正直めちゃくちゃ使用感が良い。

これもう1万円台のキーボード買う人全員におすすめでは?」くらいに考えてしまうのですが、そこで気になるのは既存の製品Lofree Flowとの違い。

今回はLofree Flow Liteの魅力に触れながらFlowとの違いについて解説します。

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Lorre Flow Liteが使い込むほどすごい

正直単純な上位互換・下位互換であれば「上位と下位はここが致命的な差となっていて〜」みたいなレビューで終わってたかもしれないのですが、そんなどころではなかったから驚き。

詳細なレビューは後でしますが、ざっくり最初にまとめると

  • Lofree Flow:打鍵感のよさが異次元。ずっとタイピングしたくなる
  • Lofree Flow Lite:軽やかな打鍵感とFlowにはない機能性の高さ。あと安い

絶妙に強みや機能が製品ごとにわかれていて、単純にどっちがよいと言い辛い性能をしています。

どちらが自分にあうかというのは人によってしまうところが多いと思うので、詳細に解説した項目の特に自分が重要視したいポイントの精度が高い方を選ぶのがおすすめです。

Flow Liteの現時点での詳細情報

現在Flow Liteは日本の販売代理店での取り扱いもAmazonでの取扱もありません。

Kickstaterというクラウドファンディングサイトでの予約が開始されており、そこから注文するのが現状の購入方法。

以下わかっていることや簡単な情報です。

  • 2024年9月19日からKickstaterにて予約開始
  • 現在は予約者価格で13000円ほどのプランに申し込めそう
  • カラーはオフホワイト・マーブル・フラミンゴの3色展開
  • 75%レイアウトと100%レイアウトの2サイズ展開
  • キースイッチはSpecter(リニア)/Hades(サイレントリニア)がある
  • ボリュームコントロール・レシーバーが付属
  • 2.4GHzの接続が可能
  • 本体素材はアルミではなくABS樹脂
  • キーマップの変更が可能(Macはまだ未対応)
  • ガスケットマウント搭載

使い比べてわかった違い

ここからは各項目について機種ごとのおすすめや個人的にはこっちが推し、みたいな話をしていきます。

打鍵感:Flowが最高

打鍵感についてはFlowの方が好み。ただ圧倒的な差かというと、そうでもないくらいの温度感です。

Flowの打鍵感は「コトコト」と表現されることが多く、独特な反発や押し心地にやみつきになってしまいます。

少し重みがあり、打鍵した瞬間は軽いのですが、底打ち付近で反発が強くなり、タイピングした指が自然な力で帰ってくるような感覚です。

キースイッチはリニアタイプの「GHOST(ゴースト)」。押下圧は50g±15gとなっていました。

最近使っているキーボードのなかだと押下圧50gはけっこう重めで、圧倒的に軽い!と感じた押下圧が35g。

独特な反発や打鍵感の良さはこの重さ由来なところがありそう。

またFlow Liteはというと、Flowの打鍵感のよさを踏襲しつつ、それを軽くしたというような印象。

独特の「コトコト感」はそのままに、より軽いタッチでタイピングができるようになっています。

Flow Liteについてもキースイッチを見てみるとリニアタイプの「Spectre(スペクター)」というキースイッチを採用。

これは押下圧が40g±10gということで、Flowの50gと比べると軽くなっていることが数字から見てもわかります。

実際に触ってみると、指の入り込み方や跳ね返りの強さが別物で、あえてFlow Liteを選びたいという人も絶対にいるはずです。

軽いから悪いとかはもちろんなく、僕もこの軽めでコトコトとした打鍵感は非常に好み。

あえてどちらかを選ぶのであれば悩んだ末にGHOSTのFlowというくらいなので、明確にこっちがよい!とは言い切れないよさがあります。

疲れにくさ:圧倒的にFlow Liteが長時間タイピングしていられる

疲れにくさについては断言できるレベルでFlow Liteの圧勝。

打鍵するときの力が強めの人、特にキーボードの底に叩きつけるようにガツガツタイピングしてしまう人はFlow Liteの方が良いかもしれません。

僕もタイピングのときの力が強い方で、職場でFlowを使いながら仕事の期日に追われながらなりふり構わずタイピングをしていたのですが、人差し指と中指の第一関節くらいまでの指先がかなり痛んでしまいました。

その日は朝からずっとキーボードを叩きつけるようにつかっていたのですが、夕方から痺れがあらわれてしまい、いつものような力ではタイピングできなくなるほどに。

これまでキーボードを打っていて痺れるなんてことはなかったのですが、Flowを使って始めて痛みが現れました。

おそらくですが、押下圧50gという強めの反発にくわえ、キーボードのボディもアルミで指先が底に触れたときの反発がプラスチック系のボディのキーボードより強かったんだと思います。

一応ロープロファイル初のガスケットマウント対応ということで、衝撃の吸収具合については考えられていたと思うのですが、それでもキースイッチとボディの影響が大きかったのかもしれません。

公式でもFlow Liteの制作過程の説明において、より軽量のオプションに対する需要があるとは予想していませんでした。しかし、広範囲にわたるユーザー調査を実施した結果、かなりの数のユーザーがタイピングの疲労を感じていることがわかりました。と話しています。

一方Flow Liteは、押下圧はFlowより軽くなり、ボディも金属製ではなくなりました。

一見ボディが安っぽくなってしまったかと思うかもしれませんが、タイピングの衝撃を考えるとこちらの方がいいのいかもしれません。

Flowを見た時はアルミ性でかっこいい!と思っていたのですが、定価3万円超えの高級キーボードだとしてもボディにアルミを採用していないキーボードは多く、高くてもプラスチックの製品は多いです。

手持ちだとHHKB・NiZ・REALREALFORTHという定価がとんでもないキーボードがあるのですが、どれも金属製ではありません。

そう考えると実は金属製ではないボディの方が合理的であり、長時間タイピングには向いているのではないかとも考えられます。

また、ガスケットマウントはFlowから継続して採用されているため、タイピングの柔らかさというところでは圧倒的なアップデートしかしていないのがFlow Liteであるといえるでしょう。

打鍵音・静音性|どちらも系統は似た音をしているがFlow Liteのほうが高音気味

後継機というのもあり、音の系統も打鍵音もかなり似ています。

差としてはFlowが低音より、Flow Liteが高音気味といったところでしょうか。

ただどちらのキーボードもHHKBやNiZのような静電容量無接点方式のキーボードと比べるとメカニカルという特性もあって、基本は高音が目立つ打鍵音。

音量自体はそこまで派手ではないものの、高音は響きやすいので静かな場所で使用すると思ったよりも響いてしまいます。

2機種を比べた場合、Flowの方が低音気味というだけで、Flowが低音強めの音というわけではないのは注意。

重ねて、極端にうるさく感じるような音ではないものの、独特の打鍵音はしているため、キーボードの音で認知されるくらいの打鍵音の大きさや響きはあるでしょう。

機能性|圧倒的にFlow Liteの勝利。むしろFlowが見習って欲しいくらい

キーボード自体の機能性というところではFlow Liteの方が圧倒的に使いやすいです。

大きな差としては

  • Flow Liteはレシーバー対応で2.4GHz接続ができる
  • レシーバーを本体にしまえる
  • ボリュームコントローラーがある
  • スタンドでの角度調整も可能
  • キーマップが使用できる(現時点Windowsのみ)

2.4GHz接続やキーマップといった、細かいところまで調整や設定ができるのがFlow Liteでこれらの機能に対応していないというところで、利便性では大きくFlowが劣ります。

機能の充実度だけで見るのであれば、Flowを選ぶ理由はありません、と言いきれてしまうほどです。

とはいえFlowについてもマルチペアリングは3台接続できますし、もちろん有線接続も対応。

特定のPCと接続して使用するだけであれば特に問題なく使用できるほどの性能は持っているので、通常使用については問題ないといえます。

キーキャップ|それぞれ個性があって好き

優劣つけられずに申し訳ありません。どちらも好きでした。

特徴まとめます。

Lofree Flow
  • 印字が中央
  • 黒印字で文字がはっきり見える(ホワイトのモデル)
  • Fキーや一部のキーにオレンジの印字がありアクセントに
Lofree Flow Lite
  • 印字が中央上部
  • 印字部分は透明になっていて、バックライトによってホワイトのように見える
  • Fキーなどに特別な色は使用されてない

印字はっきり&差し色オレンジのFlowか、キーキャップが透明になってバックライトによって美しく光るFlow Liteか…

ちょっと選べませんでした…

どんな人にそれぞれおすすめか

Lofree Flow:打鍵感を最重要視する人
Lofree Flow Lite:機能性も重視しつつ打鍵感よいコスパの高いキーボードが欲しい人

Lofree Flowはとにかく打鍵感が素晴らしいです。

僕は今HHKBもNiZもREALFORCE使用している状態で、いわゆる高級キーボードが手元にそろっている状態。

そんな有名どころのキーボードが集まっているなか、まったくひけを取らないどころか最優秀争いができるのではないかと思うのがLofree Flowです。

僕のまわりでも購入した人が3人はいるのですが、全員が口をそろえて「最高だ」と言っているので、実際めちゃくちゃ優秀なキーボードだと思います。

アルミ性のフレームでデザイン性も高く、どこで使用しても満足感を味わえる素晴らしいキーボードです。

そしてLofree Flow Liteは廉価版というかモデル違いの方がしっくりくるほど多機能で隙のないキーボード。

最高の打鍵感の系統はそのままに、むしろ打鍵の押下圧を軽くして長時間のタイピングを楽にしてくれました。

2.4GHz接続やボリュームコントロールノブなど、Flowにはないさまざまな機能を使えます。

一方で、打鍵感の軽さから重厚感はFlowの方が上ですし、デザインについてもファンクションキー上部に一列分空白のスペースがあることや樹脂製のボディに変更になったことで、Flowの方が好みという人もいるでしょう。

しかし、その差を埋めるほどの機能性と、今クラウドファンディングで購入すればこのキーボードが13000円ほどで購入できる事実がやばい。

どう考えても15000円以下の打鍵感・デザイン・機能性ではないので、3万は出せないけどそのレベルにも負けない良いキーボードが欲しい人は脳死で買っても後悔しないキーボードになっていると思います。

まとめ

あまりにもLofreeのキーボードが好きすぎて個別レビュー終わったのに勢い余ってもう1本つくってしまいました。

心の底からおすすめできるキーボードなので、気になった人はぜひ購入して、同じくLofreeユーザーになりましょう。

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