【EWiN】格安のタッチパッド搭載キーボードレビュー|持ち運びにフォーカスしたデザインが魅力|タッチパッドの精度はまずまず

最近ずっと最適解を探し続けているタッチパッド付き薄型キーボード。

今回は昔から格安だけれど機能は安定していることで信頼しているEWiNのタッチパッド搭載キーボードを購入してみました。

価格がなんと約3000円にもかかわらず、これまで自分が探していた薄型軽量タッチパッド付きという条件を満たしたキーボードです。

実際に使用してみてわかったことや気がついたことについてレビューしていきます。

メリット!
デメリット…
  • 価格がセール時約3000円と格安
  • iPadと重ねて持ち運ぶことを考えた設計
  • 薄型で軽量
  • 打鍵感が不自然に軽くて良くない
  • カチャカチャと高音が響くので静音性はそこまで高くない
  • ジェスチャーの精度はそこまでよくない
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EWiNタッチパッド搭載キーボードの特徴

  • JIS配列対応&タッチパッド搭載
  • 薄型軽量で持ち運びやすい
  • マルチペアリングで2台接続可能
  • 省電力で35日間の持続使用と120日間の待機に対応
  • iPhone/iPad専用
  • 価格がセールで3000円ほど

EWiNタッチパッド搭載キーボードの外観・付属品

EWiNタッチパッド搭載キーボードの同梱物やデザインについてチェックしていきます。

同梱物

  • 本体
  • スタンド
  • USBケーブル(C to A)
  • 説明書

デザイン

いかにもEWiNといった感じのデザインというのが第一印象。

アルミではなくプラスチックの筐体で、お世辞でも高級感があるとは言えません。が、価格を考えれば不満というほどでもなく納得はできます。

正面はJIS配列で日本語準拠。ショートカットキーもたくさん搭載されており、細かい操作もいろいろとこなせそう。

トラックパッドもかなり大きめで、新型のMagic Keyboardよりも大きいほどです。

四隅には突起があります。これ、iPadと重ねて持ち運ぶことを想定して搭載されているもので、実際に重ねてみるとキーが干渉しなくなり、安全に持ち運びができます。カバーはないけど保護ができていて素晴らしい。

右側面にはUSB-Cの給電ポートと電源ボタンがあります。その他側面は特に何もなし。

背面は四隅にゴムパッドが装着されていて、滑りにくくなっています。

全体を通して傾斜などはなく、厚みは6.5mmで一定でした。

EWiNタッチパッド搭載キーボード レビュー

ここからはEWiNタッチパッド搭載キーボードの各項目についてレビューしていきます。

打鍵感:格安キーボードにありがちな不安定感

打鍵感については、不自然に軽いキータッチと不安定な感触があり、打鍵感が良いとは思えませんでした

もちろん、打てないほど不具合があるとか、誤入力だらけで使えないとかではなく、単純に感触の好みの問題

プラスチック製のフレームのためか、底面に触れたときの感触が軽く、打鍵した感触が良くないです。

キーキャップも表面を軽く横になでるとキー全体が揺れてしまうようなグラつきを感じます。

キーが沈み込むまでの力についてもやや強めで、軽いタッチで沈み込むというよりは少し強めのタイピングが必要です。

フレームがプラスチックのため底面からの反発という所に関しては指の痛みを感じませんでしたが、強めにタイピングをし続けることによる疲れは感じました。

エンターキーやスペースは少し柔らかめのキータッチとなっており、小指でも問題なくタイピング可能

富士通のキーボードがそうだったのですが、打鍵するキーによって押下圧を調整しているのかもしれません。

価格を考えれば相応どころか十分

いろいろ言いたい放題言ってますが、正直僕はけっこうEWiNが好きです

理由は価格が安いのに機能とかデザインが一定水準をどの商品も越しているから。

これまでも折りたたみキーボードを数台使ってきましたし、安くておすすめなキーボードは?と聞かれればEWiNと答えています。

それくらい信頼しているメーカーです。

しかし、ハイエンドの商品もこれまで数多く触ってきているなかで、さすがにクオリティの差は感じます。

今回のレビューでもそこはしっかり伝えているつもりです。

としたうえで、打鍵感に関してはやはりあまり良いとはいえないですが「打鍵する」というキーボード本来の役割はしっかりとこなしてくれる製品といえます

誤入力もないし、キーが足りなくても困る感じもなく、不自由なく使えています。

打鍵感というのはキーボードとしての役割からは逸脱した、贅沢な視点から見たレビューです。

この嗜好性を満たすかどうかでいうと…みたいな基準でレビューしてます。

静音性:プラスチック同士がぶつかり合う高音が目立つ

プラスチック同士がぶつかり合うカチャカチャとした高音が目立つキーボードです。

打鍵感でも伝えたようにタイピングするためにちょっと力が必要で、その強さでキーボードを叩くと気持ち大きめの音が出るような感じ。

こんなに音をだしたら恥ずかしくて使えない!というほどではないものの、「隣の人一生懸命タイピングしているな」みたいには思われてしまいそうくらいには音が出ていると思います。

タッチパッド:ジェスチャー操作はできなくもないけど…

タッチパッドに関してはけっこう大きな作りになっていて、新型のMagic Keyboardと比べても縦が長いように感じました

感度についてですが、ポインターはコンマ数秒遅れてしまうような感覚がありますが、許容範囲で追いついてくれるくらいの挙動で動きます。

ジェスチャーについてですが、2本指での進む戻るや4本指のアプリ画面の切り替えなどには対応していないなど、使えないジェスチャーも多いです。

スクロールやピンチインアウトは使えるのですが、こちらはそこまで精度が良いとは言えません。

スクロールは使えなくもないといったところですが、けっこうカクツキが目立ちます

ピンチインアウトも同様で、極端な操作になりがち。

アプリスイッチャーやDockの呼び出しは比較的スムーズに動きましたが、よく使うジェスチャーの精度があまり良くなくて残念。

手の平があたって誤作動

使っているとけっこう手の平がタッチパッドにあたってしまい、その度にポインターが変なところに飛んでしまうが使いにくかったです。

タイピングしているとタッチパッドに当たりがちで、ちょっと手の平周りは気をつけてタイピングしないと思ったように使えません。

感度が良いと言えば嬉しいポイントではあるのですが、かなり使いにくいポイント。

Magic Keyboardを使ってみたのですが、こちらは手の平で触れてもあまり反応せず、しっかりと指だけに反応しました

Magic Keyboardではこんなにポインター動くことなかったな、というのはこういう細かな仕様の違いもあるようです。

接続方法・対応端末

  • 接続方法:ワイヤレス
  • マルチペアリング:2台
  • 対応端末:iOS、iPadOS

有線接続には対応していないようですが、持ち運び用のキーボードであることを考えれば問題なし。

iPhone・iPad用のキーボードを謳っているだけあり、Android・Windows・macOSとの互換性はないようです。

Android端末で使用考えていた人は注意が必要です。

キー配列

US配列のようなJIS配列

エンターの形がUSの形だったので騙されてましたが、かなと英語の切り替えボタンがあるなど、しっかりと日本語配列のJIS。

USっぽいJISはなんだかんだ初めて見たかもしれません

正直この手の持ち運び用キーボードの場合、コンパクトにするためにJIS配列よりUS配列の方が適していて、だいたいUS配列を採用しがちです。

それこそこれまではJIS配列のキーボードを探すのがかなり難しいくらいでしたが、最近はこんな商品も出ていたんですね。

マルチファンクションキーが充実している

いいな、と思って点としては最上段のマルチファンクションキーが充実しているところ。

コンパクトさを重視するためにマルチファンクションがないことも多いのですが、このキーボードは搭載しています。

それどころか他製品に比べて数も多いのではないでしょうか?

全選択とかコピー、カット、貼り付けがあるの初めて見たかもしれないです。

しかし、これだけあって画面輝度の調整ボタンが不採用なのは微妙。

⌘の位置が最悪

このキーボードの1番気に入らないところは⌘キーが右側にしかないこと

左側に⌘キーがないのでかなり不便です。

普段僕は左側の⌘キーを押してショートカットを使っているので、このキーがない不便さは計り知れません。

普段ショートカットを左側の⌘で多用している人は慎重に検討して購入してください

右側の⌘キーを使えばショートカットは使えますが、正直いつものような流れる手捌きではショートカットが使えなくなりました。

バッテリー

バッテリーは1日2時間の使用で35日、120日間の待機に対応しているそうです。

毎日使ったとしても1ヶ月はもつというところでかなり安心のロングバッテリー。

頻繁に充電する手間はなさそうです。

使用する前日とか、それこそ出かける1時間前くらいにちょこっと充電しておけば十分しばらく使えそうなくらいなバッテリー持ちだと思います。

そのほか気になったところ

持ち運びにフォーカスした重量や薄さ、そしてキーボードを保護する突起はいいな、と思いました。

重量は265g、薄さは6.5mm、サイズはiPadと同じで、カバーなしでもキーボードを守れる設計

これは使用場面を想定して、その場面で快適に使えるようにカスタマイズされていて非常に好感がモテます。

まず持ち運び、という共通する課題のアンサーとして持ち運びしやすいように薄型かつ軽量をクリア。

そしてiPadとあわせて使うことを想定して、iPadの11インチサイズと重ねたときにはみ出さない大きさ。というか完全に一致している大きさです。

さらに、カバーなしでキーが荷物の中で押されないか心配、というところを解決するための四隅の突起。

これのおかげで、iPadと重ねて持ち運べばキーボードの故障問題も解決できます。

このような価格を考えれば正直気にしなくてもいいような細かいところまで考えられた使用感が非常に好感が持てました

EWiNタッチパッド搭載キーボードはこんな人におすすめ

11インチサイズのiPadとあわせて、大きなタッチパッド付きの格安持ち運びキーボードが使いたい人。

折りたたみキーボードでもタッチパッド付きのキーボードは出ていますが、あえてこっちのキーボードを選びたいということは、大きなタッチパッドを使いたい人なのではないでしょうか。

加えて価格も抑えたいというところで、実際にこの商品僕が購入したときもタイムセールで価格が約3000円ほど。

これからも値段の動向を追えば3000円切っているかもしれません。

格安の価格帯でしっかり動いて大きなタッチパッド付きのキーボードを探している人におすすめできます。

まとめ

価格を考えれば十分よく動くキーボードだと感じました。

iPadの大きさに合わせた大きさになっているのだとは思うのですが、個人的にはもう少し縦幅短くいデザインの方がキーボード感あって好きだったかもしれません。

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