端末と接続すると目の前に大画面を映し出せるARグラス。
僕も大好きなガジェットになり、毎日使うほど生活には欠かせないものになりました。
そんなARグラスを現在僕はiPadと接続して使うことが多いです。
ですが、実際のところiPhoneにも接続できますし、MacBookにも繋げられます。
そこで今回はApple製品とARグラスの相性はどうなの?というところを話していきたいと思います。
ARグラスとApple製品を繋げてできること
そもそもARグラスとは?というところを簡単に説明します。
iPhoneやMacBookに繋げるとどのような映像が見えるのかイメージを掴んでもらえればと思います。
どこでも大画面が見える
シンプルにできることは目の前に映像が見える、ということ。
どんな映像が見えるかというと、接続した端末に映っている映像がそのまま見えます。
iPhoneにつなげばホーム画面が見ますし、MacBookに接続すればデスクトップが見えるわけです。
もちろんアプリやウィンドウを立ち上げればそれらの画面が見えます。早い話ミラーリングです。
これで僕はnotionを映してブログを書いたり、Netflixでアニメを見たりしています。
マルチモニターで作業
専用のアプリがある場合、目の前に仮想のディスプレイを表示させることができます。
例えば、僕がアンバサダーを務めるXREALの場合はmacOS対応のアプリを立ち上げると最大3面のディスプレイを目の前に表示可能。
もう本物のディスプレイはなくても外出先で手軽に大画面で作業ができる時代になりました。
今使っているARグラス
手持ちで3台持っているので簡単に紹介しておきます。
XREAL Air 2 Pro
ARグラストップシェアのメーカーXREALの上位モデル。
電子調光機能が使えるのが魅力。
XREAL Air
同じくXREALの下位モデル。
電子調光機能はなく、ノーズパッドは空洞があるタイプではないというデメリットはあるものの、価格がARグラスのなかで1番安い。
定価約45000円、セールを狙えば3万円台で購入できる入門機。
画質は普通にきれい。
Rokid Max
XREALにはない視度調整機能という、視力を補正できる機能を搭載。
メガネユーザーにはXREALよりもおすすめ。
視野角も50度と広く、映像を大迫力で視聴可能。
iPhone:15との相性は抜群。今後さらに快適に
まずはiPhoneから。これは相性抜群と言わざるを得ません。
特にiPhone15は文句なしに1番相性が良いのではないでしょうか。
USB-Cになったことでケーブル1本で繋がるようになったので利便性抜群です。
ARグラスはエンタメ消費をする割合が多いのかな、と思っているのですが、エンタメを消費するとなるとどうしても問題なるのがネット環境です。
僕が普段ARグラスに接続してブログを書くことがほとんどなのですが、これであれば文字を打つだけなので、最悪ネットはなくても作業できます。
しかし、アニメを見る・動画を見る・調べ物をするなど、エンタメ的な使い方をするとなるとネット環境は必須。
ネット環境があるかという点で考えたとき、iPadやMacBookというのはどうしても出遅れます。
iPadはセルラーモデルが販売されてますが、iPad用に回線契約している人はどれくらいいるのでしょうか。
普段僕はiPadやMacBookをネットに繋げるときはiPhoneからテザリングをしているのですが、これだとARグラスとiPadなどを繋げた後、ネットを繋げる作業まであってちょっと手間なんです。
このネット接続の手間なく、ケーブルで接続した瞬間からARグラスで映像を楽しめるスムーズさがiPhoneと接続する大きな魅力だと思います。
15以前のiPhoneの場合はオプションが必要
ARグラスの接続にはUSB-Cの端子が必要です。
しかし、USB-Cの端子があるiPhoneは15からということで、それ以前のiPhoneの人はケーブル1本では接続できません。
15以前のiPhoneと接続をしたい人はUSB-Cとライトニングケーブルを変換するアダプタが必要です。
USB-C to ライトニングというケーブルは発売されているものの、これは充電やデータ転送にしか対応していません。
映像出力となるとまた話が異なるので、対応したアダプタの使用が必須になります。
デフォルト縦画面がややネック
相性の良いiPhoneですが、ネックとなるのは画面の向き。
アプリ使用時、横画面に対応しているものであれば問題ないのですが、縦画面しか対応していないアプリは縦のみの表示に。
これだと本来横幅いっぱいに広く映像が見えるはずなのに、狭い部分でしか映像が見えません。
またホーム画面に戻ってしまう場合、そのときも縦画面になってしまいます。
常時横画面にしておくには特定のアプリを使ったり、ホーム画面は経由しないだったり、少しクセがあるのがややネックです。
iPad:UIでiPhoneに勝る部分も
iPadとの接続相性はかなり良いと感じています。現在の僕のメイン環境としてはiPadとの接続が1番多いです。(iPhone15を持っていないは禁句)
基本的には小さい端末と接続できた方が便利なので、iPhoneの方が優れているようにも感じると思うのですが、iPadならではのメリットもあると思っています。
それが「横画面で固定できる」「iPadのUIを使える」というところ。
先ほど話したiPhoneの縦画面問題ですが、iPadであればホーム画面も横画面で設定しておけます。
そのため、iPhoneのようにホーム画面に戻ったとしても横画面継続なので問題なく映像が見えます。
また、横画面がデフォルトで考えられているため、アプリも横画面対応のものが多数ですし横画面に最適化されているものも。
notionをよく使うのですが、これはiPhoneだと横画面のUIがちょっと微妙で、iPadの方がしっくりきます。
iPhone以上の操作性でMacBookよりも軽いというのが、意外と最良の選択肢なのではないかと感じる場面がありました。
iPad mini 6とiPad Proを使い分けている
一応使用端末に触れておくと、iPad mini 6とiPad Proをその日の荷物量とかしたい作業量に応じて調整して持ち運んでいます。
とりあえず軽く持ち運びたいときはiPad mini 6とFusion Keyboard、操作性重視のときはiPad ProとMagic Keyboardで作業。
この辺りの作業環境について詳しくは動画を作ってあるので、参考にしてみてください。
MacBook:性能をフルに活かすならこれ
1番ARグラスの機能性を活かすのであればPCとの接続になります。
これは各メーカーの公式HPを確認して欲しいのですが、メーカーによってはPC用のアプリがあり、それをダウンロードするとスマホアプリよりも機能性高くARグラスを使用可能に。
macOSと互換性のあるアプリを出しているXREALではアプリを起動すると、目の前に最大3面の仮想ディスプレイを表示させることができます。
また、画面のサイズも調整できるようになるので、これまでARグラスをかけただけでは画面が近すぎる・遠すぎると感じていた人でも、簡単に距離を変更できます。
拡張画面についてはスマホアプリのディスプレイを各メーカーで試したのですが、PC版の方がきれいに見える印象です。
トラックパッド・キーボード標準装備も快適
ノートパソコンなので当然トラックパッドとキーボードが付いていますよね。これが実はけっこうありがたいんです。
ARグラスは映像をミラーリングするのであって、目の前の映像をタッチできるようになる機能というのはまだ実用段階ではありません。
そのため、手元の端末で操作をしなくてはいけないのですが、例えばスマホであればARグラスをかけたまま手元をみて操作をすることに。
グラスをかけながら下を向いてスマホ操作するというのは意外と大変で、実用的ではありません。
そのためマウスを接続してポインターを表示させて動かすのが基本の操作になるのですが、iPhoneとiPadの場合は自分でマウスとキーボードを持っていく手間があります。
一方MacBookであれば、当然ですがトラックパッドもキーボードも搭載しているため、接続した瞬間から快適にポインター操作ができるように。
あわせて簡単に使えるという点でもMacBookとの相性はかなり良いといえます。
まとめ
ユーザーの多いApple製品ですが問題なくARグラスと接続できるうえ、それぞれの端末で接続したときの良さがあります。
購入検討している人は参考にしてみてください。