キーボードがガジェットのなかでもけっこう好きです。
普段ARグラスとiPad関係多めですが、キーボードもたくさん触れるならたくさんレビューしたいガジェットではあります。
キーキャップとか軸に異常にこだわるとか、配列がどうだとか設定がうんぬん…みたいなところまで詳しい話ができるほどではないのですが、打鍵した感触とか静音性とか感動しながら使っています。
そんな僕ですが、数年間はHHKB Professional HYBRID Type-Sをメインで使っていたのですが、最近Lofree FLOWがメインの仲間入りをしました。
使い比べたことで2つのキーボードの良さや気になる点がより明確に感じるようになったので、今回はこの2機種の差について紹介します。
HHKBとLofreeがメインキーボードになった
これまで使ったキーボードで言うと、Nuphy/Air75・NIZ/Atom66・Keychron/Q8 Pro・Logicool/MX KEYS MINIなど、所有したり、使ったりしてきました。
ですがガジェットにハマり出してわりとすぐに買ったHHKB Professional HYBRID Type-Sがあまりにもよすぎて、このキーボードがから離れられない日々が続きます。
しかし、最近話題になったLofree FLOWをさわってみたところ、あまりの打鍵感のよさに久ししばらく変わってなかったメインキーボードに変動が起こるほどに。
最高すぎてこないだのAmazonのセールとか、おすすめのキーボード聞かれたときは最近ずっとLofree FLOWって言い続けていた気がします。
使い比べてわかった違い
そんなLofree FLOWを会社でメイン、HHKB Professional HYBRID Type-Sを自宅メインでしばらく使ってみて、気がついたことがたくさんあったので共有します。
打鍵感:Lofreeの方が感触が気持ち良い
打鍵感は圧倒的にLofreeが好きです。最高すぎる。
打鍵した瞬間の押し心地や「コトコト」と感じさせてくれる独特の打鍵感が素晴らしい。
ちょっと重みがあり、打鍵した瞬間は軽い感触ですが、底打ち付近で反発が強くなり、タイピングした指自然な力で跳ね返ってくるような感覚に。
打鍵の軽さと適度な重さと絶妙な反発感にやみつきです。
HHKBの打鍵感はストンと落ちるような打鍵感で、「スコスコ」と表現されます。
Lofreeと比べてみるとキーキャップの厚みもそうですが、高さがありタイピングの深みがあるのが特徴。
また、静電容量無節点方式のため底までタイピングしきらなくても反応してくれるため、軽やかな打鍵感を実現しています。
疲れやすさ:HHKBの方が長時間打鍵できる
これまでキーボードで指への痛みを感じる経験はなかったのですが、Lofreeは長時間かつ強めに打鍵し続けるとけっこう指に疲れがたまります。
底打ち感があるというところで、タイピングを1回1回しっかりと打っているような状態。
これが原因だと思うのですが、底を打ったときの衝撃が蓄積されていて、強めのタイピングで何時間も打つと指の第2関節くらいまで痛みがでるようになってしまいました。
タイピングを優しくして、途中休憩を適宜挟みながらであれば問題なかったとは思うのですが、仕事で締切などによって集中して作業しているとそんなことも考えてられず、その結果が痛みにつながったようです。
ここで初めてHHKBの柔らかいキータッチや静電容量無節点方式による恩恵を感じることに。
正直HHKBを初めてさわったときはフィードバックが少し弱く、ちょっと物足りないようにも感じたのですが、結果これくらいの柔らかさの方が集中して長時間使うには良いのだと理解できました。
静音性:Lofreeはかなり響く
Lofreeはけっこう音が出ます。静音性は高めというレビューもありますが、個人的には気になるレベル。
音自体は確かにそこまで大きくないと思うのですが、この打鍵音が高音よりなのが問題で音抜け良く、小さな音でも聞こえやすい特徴があるように感じました。
一方でHHKBはストンと落ちた時の打鍵音は低音寄りで、低音であれば周囲の音にも混じってしまってそこまで聞こえてきません。
簡易的な測定で申し訳ないですが、音域のアプリと照らし合わせてみてみるとLofreeは1000〜2000Hzあたりの音が出ているのでその分高音が響いています。
HHKBは同様に調べてみても1000〜2000Hzは出ていないので、高音成分がなく、音の抜けはあまりなかったです。
視認性:印字の見やすさが意外と重要かもしれない
HHKBはこの見えなそうでちょっと見える刻印がかっこよくて人気のデザインなわけですが、やっぱり見えないって実使用時ちょっと困るなって思いました。
ブラインドでタイピングできるんですけど、あまり打つことのない「L」「X」を入力するとき、キーボードをチラ見するのですが、そんなとき視認性の悪いHHKBはチラ見したところでけっきょく意味ないことが多々あります。
パッとみたくらいではキーキャップの黒と印字の黒が同化してしまって見えにくいです。
基本見ることないので困ってはいないのですが、やはり見にくい場面に遭遇すると見えにくいと感じてしまいます。
一方でLofreeは、白のキーキャップに黒の印字。US配列ということもあってキーに余計な印字がないのでデザイン的にも色の統一性はなくてもシンプルでスタイリッシュに感じました。
さらにふれると、ファンクションキーのアイコンはオレンジで印字されているなど、視認性が良いうえにデザイン性も担保されています。
よく見えるは正義だと感じました。
キーボード配列:JISの方が打ちやすいけど、USでも困ってない
Lofreeは海外のメーカーということもあってJIS配列(日本語配列)がありません。
僕は普段JISかUSか選べるのであればJISにしているのですが、USでも特段困ってはいない状態。
ショートカットを多用す人にとって、配置はかなり重要でJISかUSの変化でキーボードが使えない!みたいな人もいると思うのですが、僕は基本文字の入力しかしないので、特段どっちかで困ることはありません。
JISだとひらがな入力と英語の切り替えボタンが専用であって便利で、US配列はスペースキーがやたら長く、最近はこれはこれでありかもと思い始めてきた、という程度。
キーボード:フルサイズがちょうどいい気がしている
キーボードのサイズ感については僕はフルサイズが個人的にはベストなのかも、と最近は考えています。
ファンクションキーやその他ページのアップダウンなどは使うことがないので、基本的なアルファベット・数字キー・矢印キーがあれば生きていけます。
そう考えると、余計なキーがある方が誤入力や幅をとってしまうので、自分には合わないような気もしてきました。
Lofreeは84%のキーボードを使用しているのですが、これだと1番右端に普段使わないキーがずらっと並んでいる状態です。
これ、自分が持っている他のキーボードにないキーなので使うことがほとんどなく、完全にいらないキーになっています。
さらに、エンターを押そうとして少し指の位置がずれてしまい、ページアップを押して誤入力でストレスがたまるなど、嫌な要因も増えてしまいました。
そう考えると、僕の環境的にはHHKBくらいすっきりしているキーボードの方が馴染みやすかったです。
どんな人にHHKBとLofreeはおすすめか
長時間タイピングする人:HHKB Professional HYBRID Type-S
打鍵感を重視したい人:Lofree FLOW
長時間タイピングする人は、打鍵感よりも打鍵の疲れにくさが重要なのだと使い比べてみて強く感じました。
逆にパソコンに触れる時間が1日4時間くらいであればどれ使っていてもそこまで感じる差でもないような気もします。
僕自身は1日使いつめた夕方くらいから疲れから指が痛くなってきてしまったので、指の疲れがリセットされてる午前中に痛みを感じることはありませんでした。
一方でLofreeの打鍵感は最高で、指の痛みは感じるものの、それでもこれを使いたい!!と感じさせてくれるくらい感触が良いです。
そのため、打鍵感重視とかデスクワークだけではなく、途中会議とか別の仕事で少しキーボードにふれない時間を確保できる人にはぜひともおすすめしたいキーボード。
Lofreeが悪いなんてことはなく、僕も多少の痛みを感じてしまっても強行で使ってしまうほど。
ですが、指の負担を考えると長期的に使っていて心地が良いのはHHKBというのも事実。
今はこの2台をスイッチしながら使うという運用で落ち着いています。
まとめ
今回は僕の特に好きなキーボード2台について愛を語るような動画になってしまいました。
ですが、この2台のキーボードには打鍵したときの感動がありますし、ずっとこれで作業がしていたいと感じるだけのポテンシャルがあります。
どちらのキーボードもめちゃくちゃおすすめなので、もし気になったらこの記事を参考にして購入してみてください。