購入後からずっと使用を続けているXREALのARグラスですが、購入してから半年が経ちました。
PCやスマホなど、さまざまな端末で接続をしてきましたが、現状はiPadと接続して使うことが多いです。
そして半年経った今でも思うのが、ARグラスは電車で1番活用できるのではないかということ。
実際に通勤中に電車で使用し続けてきたので、半年分の知見を改めて振り返りたいと思います。
ARグラスを電車で使うメリット・デメリット
以前ARグラスを電車で使うという記事と動画を出し、今でもそのメリット・デメリットの大枠は変わらないと感じているで、ここでおさらいしておきます。
ARグラスを電車で使うメリット
- 画面を覗かれない
- 大きな画面で作業と視聴が捗る
やはりどんな環境でも誰にも覗かれない大画面を目の前に表示できるのが本当に素晴らしい。
あとは狭い画面だとやる気が出なかった作業や見る気になれなかったアニメ・映画を見れたのが大きかったです。
ARグラスを電車で使うデメリット
- 目立つ
- 人が近寄らなくなる
- 準備が手間
やはりまだまだマイナーなガジェットのため目立ちます。
「何あれ…?」「ちょっと見てみなよ…」みたいなささやき声は何度も聞きましたし、こちらを物珍しそうにみてくる人も大勢いました。
快適ですがよくも悪くも目立ちました。
ARグラスのメイン使用環境は電車だった
半年間1番どこで使用したかというと、圧倒的に電車。使用割合的には体感9割くらい。
通勤が1時間ほどだったので、この時間を有効活用するために毎日持ち歩いて毎日電車でかけてました。
僕は休日にカフェに頻繁に行くという習慣がなかったので電車以外の使用シーンがあまりなかったのですが、1人用の狭いテーブルに座ったときはARグラスを使うことも。
そんなに回数は多くなかったですが、毎日持ち歩いていたので会社で使って作業をする日もありました。
家では意外と使わなかった
ベッドで横になってゲームをするとかスマホを見る習慣がないため、メジャーな活用方法だと思われるゴロ寝しながら楽しむという機会がありませんでした。横になると寝ちゃうんですよね。
アニメやドラマを見るにしても、家のなかであればテレビやモニターがありますし、テレビやモニターがある場所であえて使うまでは優先度が高まっていません。
iPadと組み合わせて使用している理由
単純に自分が持っているUSB-C端子の端末がiPadがメインというだけです。
iPhone15をもっていたら15にするかもしれませんし、Galaxyとかもっていたらそっちを使っているかも。
PCのような挙動を求められるので、1番相性が良いのはGalaxyのDeckモードかもしれません。
とはいえ、MacBookを持ち出すほど重くなく、iPhoneを横にした画面・UIで作業をするわけでもなく、iPad OSに準拠した横画面もマウス操作も快適なiPadで操作できるのは、外出先での接続端末としては相性がよいとも感じています。
ちょっと重量を許容するならMagic Keyboardとの組み合わせがかなり快適なんですよね。
ARグラスでできること・してきたこと
とにかく画面を覗かれるのが苦手な僕にとって、周りから映像が見られないというのは最高のメリット。
また、自分だけの空間に没頭できる環境を作れたことで、エンタメも作業も全力で楽しみました。
特にARグラスをかけてしていたことは下記3つ。
- 動画視聴
- ブログ執筆
- 動画編集
シンプルに動画視聴はかなり捗りました。
ためてたアニメや映画とかもかなり見ましたし、せっかく見るなら大きい画面で見たかったのでぴったりです。
ブログ執筆と動画編集については、普段の自分の作業環境のような大画面が目の前に広がることで、窮屈さを感じることなく家で執筆や編集を進めるような感覚で作業できました。
半年間の電車使用で感じたメリット
これほど電車内でARグラス×iPadの組み合わせで使ってきた人もいないと思うので、半年使用してみてどうだったのかをまとめます。
隙間時間を有効活用できる
半年間使用してみて感じたのは隙間時間の有効活用ができたということ。
通勤は乗り換えが多く、15分ほどしか電車に乗らない時間もあったのですが、座れた瞬間から作業スタート。
時間的には少しかもしれないのですが、画面が大き分作業はしやすく、効率は物理のディスプレイ以上。
隙間時間でもガンガン使っていくを繰り返したおかげで残業60時間以上した月も週2のブログと週1の動画投稿ができました。
人混みの環境下でも集中できる
会社が都内ということもあり、それなりに混んでいる路線だったので、日によっては夜でも満員に近い状態になることも。
左右はもちろん目の前至近距離にも人がいるような状態ですが、ARグラスをかけてしまえば関係ありませんでした。
かけた瞬間から視界は暗くなり、中央には自分の作業のディスプレイが表示。
周りの人は見えないような視界になるため、人がどれだけいようと関係なく集中して作業に取り組めます。
降りる駅が近くなってARグラスを外すといつの間にか人が減って知らぬ間にガラガラになっているなんてことも。
話題のネタになる
非常に残念ながら僕は半年間人の乗り降りが激しいと思われる路線でずっと使っていたわけですが、ARグラスをかけている人と遭遇することはありませんでした。
つまり、かなりめずらしい(不自然)な体験を毎日しているということ。
ARグラス自体の話がなかなか聞かない話題であるうえに、電車で使っているというエピソードとあわせると、ガジェットに興味があまりない人とでも話のきっかけになりました。
半年間の使用で感じたデメリット
もちろん半年使用してよかったところもあれば気になったところやデメリットも多々あります。
準備がやっぱり手間
作業の最速セットアップを目指すのであればスマホを取り出す・PCを開くが1番早いわけなので、iPadに有線で接続してARグラスをかけるというのはどうしても一手間あると言わざるを得ません。
さらにARグラス自体も裸で持ち運べるものでもないので、専用のケースに入れて持ち運んでいました。
そうなると、リュックからARグラスを取り出し→メガネケースからARグラスを出し→メガネケースをしまって→必要な有線をリュックから取り出し→iPadとARグラスに接続して使用開始
…と、セッティングまではそこそこめんどくさい過程が存在している。
慣れてしまえば数十秒の作業だが、隣に人がいたり、リュックの中の取り出しにくい位置にARグラスがあったりするとスムーズは失われます。
無線ではない分、かければOKといかないのが難しいポイントかもしれません。
薄型のポーチで出かけられなくなった
ARグラスを使う前までは電車に乗るような外出でも財布とiPad mini 6とイヤホンでどこでも行っていたので、持っていくカバンは薄型のポーチ・サコッシュのようなものでした。
ですが、ARグラスを電車で使用するようになってからは、専用ケースを入れられるくらいの厚みのあるカバンで出かける必要があり、薄型のポーチ・サコッシュの使用はやめることに。
最軽量で出かけたいものの、ちょっと大きめのショルダーバックや諦めてリュックで出かけていました。
荷物がかさばってしまうと座席での準備に支障をきたすので、ちょっと不便です。
目立つ
避けては通れないというか、半年経っても同じなやみというか。結論いくら時間が経とうが目立ちます。本当に目立ちます。
ささやき・笑い声・目がバッチリ合うなど、周囲の反応は様々ですが、結構見られているように感じました。
僕は割り切ってしまい、XREAL Air 2 Pro使用時は電子調光機能を使って周りがまったく見えなくなるように使用していましたが、気にする人はけっこう気にしてしまうと思います。
まとめ
先日新幹線でARグラスを使ったというポストが少し多めのリポストいただいて、ARグラスの使い方とか日常の取り入れ方に疑問を持っている人が多いのかなー、と思って記事作ってみました。
購入検討されている方はかなりおもしろいガジェットなのでおすすめです。
最近は大型家電量販店で体験もできるようなので、もし機会があれば試してみてください。