XREAL Air 2 Proを購入したときに合わせてBEAMというオプション製品を購入しました。
正直いらないかも、、、と思いつつも購入してみたのですが、これは買ってよかった。
むしろXREALのARグラスを使うのであれば必須級のアイテムだと思っています。
YouTubeの動画を見たときは目玉の機能である無線接続にばかり注目していたのですが、本当に大切だったのは別の機能。
今回はそんな意外と買ってよかったXREAL BEAMのできることや良かったポイントについてまとめていきます。
XREAL BEAMとは
- XREALから発売されているARグラスの拡張機能を使うためのオプションデバイス。
- ARグラス単体ではできない機能の使用や端子の合わない機器との接続など、変換アダプタ的な役割をこなせます。
XREAL BEAMは何ができるの?
- 無線接続
- ブレ抑制機能
- 3DoF表示
- サイドビュー表示
- VOD視聴
- 画面サイズ調整
- ゲーム機との接続
XREAL BEAMを使えば、ARグラス単体では行えなかった操作ができるようになります。
ブレ抑制機能が最重要
ブレ抑制機能めちゃくちゃ重要です。
使ってみた体感としては無線接続よりもはるかに大切かもしれないくらいの重要機能。
ARグラスは特性上、自分の頭の揺れや瞬き、首の動きなどと連動して画面が動いてしまいます。
そのため、常に画面が微妙に動いているような状態で見続ける必要があり、例えるなら手ブレがひどい動画を見ているような状態。
快適な視聴をするためには揺れ防止機能は必須というわけです。
ところが現状XREAL Air 2 Pro単体ではブレ抑制機能は使えません。
BEAMを接続することで使うことができるようになります。
ブレ抑制がないなら寝た状態が見やすい
自宅でカフェで電車内でと、いろんなシーンで試してみたのですが、1番安定して映像を見ることができたのは寝た状態でした。
頭が固定されてほとんど動かないので、映像のブレが少なく見やすかったです。
ブレ抑制機能がないARグラスの場合、頭の固定のできなさがかなりネックになるので、寝た状態が1番安定して見ることができると思います。
無線接続はできるけど、、、
ミラーリング機能を使用することでBEAMと接続機器を無線接続することができます。
これによって、XREAL Air 2 ProからBEAMに接続するだけで済み、有線接続のめんどくささから多少解放されることに。
ですが、この無線接続あまり精度が良くなく、スムーズなセッティングが難しいです。
また、同一WiFi内に接続する機器とBEAMが繋がっている必要があるので、外出先で無線接続ができるというよりは自宅などのWiFiが完備されているところで使用するしかありません。
無線接続は大きな魅力に見えるのですが、実際にはまだ実用的なレベルではないので、無線接続目当てで購入するとがっかりしてしまうかも。
3DoF表示が可能に
3DoF表示(3軸自由度)といい、簡単言うと「頭の回転や傾きに合わせて映像が見える」機能。
基本的に今発売されているARグラスのほとんどは単体では3DoF表示に対応できず、専用のアプリを立ち上げる必要があります。
XREALであればNebulaアプリが必要になり、現在はPCかAndroidでアプリを使うとBEAMがなくても3DoF表示が可能です。
ARグラスの基本の見え方としては目の前にディスプレイがあり、それが頭の動きに合わせて上下する感じ。
これが3DoF表示になると、右を向いたら左の景色は見切れるし、上を向いたら下の景色が見切れると言った感じで、画面が固定されて自分の視線によって見える映像が変わってきます。
この表示形式ができると仮想ディスプレイなどを搭載することができ、実際にXREAL Air 2 Proはアプリを使用することで3画面の仮想ディスプレイを展開することがで可能です。
また、画面が固定されるということで、追従してしまう基本の映像よりも酔いにくくなります。
視線の移動で画面が見切れてしまうのはちょっと嫌な感じがしますが、ブレ抑制機能がない場合3DoF表示で代替的なブレ抑制機能として使ってみるのもありかもしれません。
映画館で字幕を映せる
BEAMを利用するメリットとして、3DoF表示をアプリなし使えます。
これがどのようによいのかというと、映画館で字幕を最適な位置に映すというプロダクトを利用可能です。
プロダクトの名前はHELLO!MOVIEといい、映画の字幕をARグラス内に映したり、音声ガイドを利用したりすることで、聴覚障害や視覚障害のある人でも映画が楽しめるようにデザインされています。
内閣総理大臣賞を受賞するほど注目度の高いプロダクトで、誰もが公平に映画を楽しめるようになりました。
このHELLO!MOVIEのアプリにXREALのARグラスが対応になり、映画館の貸出機器ではなく、自分のARグラスを使用して全国どこでも字幕を表示させられます。
画面サイズ調整は地味に良いかも
BEAMを使ってできることととして、画面サイズの調整が可能になるというポイントがあります。
他社のARグラスでも画面サイズを変更できるという機能は今の所ない(はず)の機能でBEAMが唯一無二です。
画面サイズですが、最初見たときの率直な感想としては「少し遠い?」というような感じ。
ですが、ディスプレイと目の距離は変えることができないため映像の距離は変更できませんでした。
しかし、BEAMを使うことによって画面サイズを3段階まで調整することが可能に。
これによってデフォルトの大きさと少し寄った大きめサイズと少し離れたサイズの2種類も追加で選ぶことができるように。
ちょっとした差ではあるのですが、画面サイズの調整ができると合ったサイズ感を選択できるので嬉しい機能ではあると思います。
まとめ
これは合わせて買って本当に良かったです。
BEAMがあるおかげで揺れが大きい電車内でもブレを抑えて快適に使用することができています。
ARグラスを新幹線で使ってみた
相性が良いと思っていた新幹線での使用を実際に試してみました。
普段電車で使っている経験も踏まえてどうだったかレビューしてみたので、気になった方はのぞいてみてください。
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