皆さんはキーボードにこだわりはありますか?
打てればなんでもいい!という人もいると思いますし、実際機能としては十分かもしれません。
ですが、最近は良いキーボードもたくさん発売され、快適で機能的なキーボードも数多くあります。
今回は推せるキーボード特集として、手持ちのおすすめを紹介していきたいと思います。
HHKB Professional HYBRID Type-S
キーボード界の王様と言っても過言ではない、最高級キーボード。
デザイン
まず目を惹くのが独特な色合い。
ただの黒ではなく「墨」という名前で販売されているところにこだわりを感じます。
普通の黒とは違い、本当に墨のような少し温かみのあるような色合いになっています。
また、コンパクトにまとまった筐体やキーキャップのシンプルさがいい感じ。
無駄のない配列に余計な印字がされていないキーキャップのおかげでスッキリとまとまっています。
打鍵感
このキーボードを取り上げている動画を見ると必ず紹介されているのが「打鍵感」
打鍵感とはつまり、どれだけ打ちやすいか、打ち心地が良いかということ。
このキーボードはやみつきになる打鍵感で数々の人をとりこにしてきました。
打鍵感については、かなり深めのストロークで、いかにも打ってるぞ!という感覚にさせてくれます。
また、打った感じはカチャカチャといった感じではなく、「スコスコ」といった、1つ1つのキーストロークに存在感があるような打鍵感になっています。
かといって力強くキーボードを叩かなくてはならないかというとそうではなく、軽い力でもあっさりと押すことが可能。
これは静電容量無接点方式という、底まで打たなくてもキーを押したことを認識してくれる機能を搭載しているおかげで、深さと軽さを両立することができています。
接続方法種類
有線、無線ともに接続可能で、無線接続については4台まで切り替え可能です。
iOS、Androidなどにも対応のため、どの機器とも繋げることができます。
各機器の切り替え方法についてはキーボード裏面に入力方法が貼ってあるので、切り替え方法忘れと無縁になれます。安心。
有線に関してはType-Cで接続可能。
価格はネック
良いところばかり話してきましたが、気になる点として1つ。
それは価格が35000円超えと、キーボードの中では随一の価格の高さだということ!
いくら性能の良いキーボードが欲しいと言っても、果たして3万円以上出す価値があるかどうか、悩んでしまうのもわかります。
正直なところ性能だけで言えば、他のキーボードでも大部分の機能は同じものはあります。
このHHKBに他のキーボードとの差を考えるとすると、打鍵感とデザインというところに個人的には落ち着きました。
何個もキーボードを使ってきて、この深くて軽くて、なおかつ打鍵感もしっかりあるキーボードは唯一無二だと感じています。
また、ギュッと詰まったようなフォルムに、墨の名を冠する配色、全体的なデザインなどについては、他社と一線を画すこだわりが見とれます。
NiZ atom66
職場用にと購入したNiZ atom66。これは予想以上にハマることができた良キーボード!
静電容量無接点方式にも関わらず値段がそこそこで試したくなって買った機種。
デザイン
まずデザインについてはHHKBを彷彿とさせる感じの外観。
サイズ感やキーキャップの形など、類似の点は多いです。
一方で、キーキャップの刻印ははっきりとして見やすいため、このあたりはHHKBとの相違点。
キーキャップの色は白とグレーの2色で、統一された色のキーボードばかり使っていたので新鮮でした。
筐体については金属製ではなくプラスチックのような感じなので、高級感があるかと言われると、それほどでもという感じ。
でも安っぽいとまではいかず、普通に所有欲は満たされます。
打鍵感
意外と沈み込みは浅く、軽い力で打つことができます。
音に関してもかチャカチャとした高音聞こえないし感じず、一打一打を丁寧に叩くことができるような打鍵感。
低音が響くような、ウェットな打ち心地。
同じ静電容量無接点方式のHHKBと比べると、HHKBの方がストロークが深く、打ったときの音も高音が響く感じなので、かなり別物の打鍵感といった印象を持ちました。
打ったときの音もかなり静かなので、静かな職場だとしても問題なく使えるようなキーボードに仕上がっていると思います。
有線についても考えられてる
個人的に1番のお気に入りポイント!
Atom66は有線接続がしやすい工夫が筐体にあります!
正直Bluetoothが繋がる今、有線をあえて選ぶ必要性はありません。
ただ、職場で個人のキーボードを使おうと思うと、セキュリティの問題から、Bluetooth接続ができないことがあります。
僕の職場もそうで、レシーバータイプだったら大丈夫だけど、Bluetooth不可。
どのキーボードも有線でも接続可能にはなっていますが、接続部分のダサさが悪目立ちしてしまうことが多いです。
ですが、このキーボードは違う。
ケーブルをスッキリ収納できる設計がされています!
しかも左右上と3箇所に対応。
これによって、様々な角度からの接続にも、綺麗にケーブルを収納しながら使うことができます。
実際僕はPC左側にケーブルを差し込んだので、atom66に関しても左側からケーブルを出して、なるべく見た目をスッキリとさせながら使用することができました。
コスパが良い
HHKBの定価の値段が35000円超えに対して、atom66は約24000円。
でもこれは新品の価格であって、メルカリなどで探すとだいたい15000円程度。
HHKBの半分以下ということになります。
見た目や性能、打鍵感はかなりHHKBみがあります。
個人的には2万円の差はあまり感じないというのが本音。
この違いを知った上で2台の購入を検討できるのであれば、コスパ重視で今ならatom66選びそうな気もしています。
メルカリで中古を購入した場合、15000円で買い、15000円で売れる可能性もあるので、リセールバリューが非常に高いのも魅力。
NuPhy Air75
デザイン×機能性が充実のかなりおすすめのキーボードです。
デザイン
カラフルなキーキャップが特徴のキーボード。
キーボードは1色、もしくは同系統の色の2色くらいが多いイメージなので、数種類の色が使われているのはなかなかめずらしい。
自作などでキーキャップをカスタマイズして、色を変更することができるキーボードはたくさん(というかほぼ全て)ですが、デフォルトでカラフルなところが他製品との違い。
色味が楽しくて、見ているだけでも満足感があります。
カラフルな見た目とは反対に、筐体はアルミ素材でかなりしっかりめ。
近くで見ると土台の重厚感というか高級感を感じます。
でも名前にAirがついている通り、重さに関しては控えめで、アルミ素材にしては軽いのも特徴。
ポップさと重厚感を両立させたデザインにハマりました。
接続方法が多種多様
個人的最大の推しポイント。
接続方法にレシーバーも対応しているということ!
無線、有線はあたりまえに搭載されていることが多いですが、レシーバー付きのキーボードは探してみるとなかなかありません。
Bluetooth使えるならいらなくない?というもっともな意見がありそうですし、全くその通りなのですが、セキュリティのあるPCで好きなキーボードを使いたいときに接続方法が関係してきます。
僕は職場で好きなキーボードを使いたかったのですが、職場のPCはセキュリティ的に無線接続がNG。
つまりBluetoothは接続不可でした。
そのためレシーバーで接続できるキーボードを探していたのですが、機能性とデザインを両立ているものは意外と見つからないんです。
有線、無線、レシーバーの3種類の接続対応で、なおかつデザインも良いので、レシーバー対応でおしゃれなキーボードを探している人には最適解になると思います。
ホットスワップ
今までキーボードのカスタマイズとは無縁だったので、初めての世界だったのですが、このキーボードは中のスイッチを取り替えて打鍵感を変えることができます。
普通のキーボードだとキーキャップは外せても、その下のキースイッチは外せないようになっているのですが、このキーボードは変えることが可能。
販売時にも赤、茶、青の3種類の軸で販売されており、
- 赤:静音
- 茶:打鍵感
- 青:カチカチ
という違いを楽しむことができますし、別途キースイッチを購入して交換すれば、好きな打鍵感にカスタマイズすることもできます。
僕は職場で使いたかったので静音性を重視して赤軸を使っています。
後付けマグネット
キーボードは打ちやすくするために傾斜をつけることあがあるのですが、多くのキーボードでは本体に傾斜がついていることが多いです。
HHKBやNiZを見てみるとご覧通り。
一方NuPhy Air75では傾斜の付け方はマグネットを本体に貼り付けるという方法です。
これはなかなか斬新で、平に使いたいときはマグネットを外し、傾斜をつけたいときはマグネットを使うことで、使う人にとって最適な形をとることができます。
本体に傾斜がついているタイプも打ちやすくていいのですが、キーボード本体の高さが上がり、手首が痛くなってしまうことなどがあるので、場面によって高さを使い分けられるのはかなりありがたいポイントでした。
Satechi Wireless Keyboard
純正が欲しいけど、高くて買えない、、、
そんなときに見つけたキーボードです。
Appleのキーボードに似たデザイン
特徴はなんといっても純正品かと見間違えるほどのデザイン。
無駄がなく、洗練されて落ち着いたデザインがApple製品と合います。
純正同様に筐体は薄く、ミニマルさを感じます。
筐体は基本がアルミ、裏がプラスチックのアクリル版のようなもので覆われています。
アルミ筐体だと、本体に重厚感が出て、個人的にはかなり好きです。
打鍵感
本体が薄いことから分かる通り、キーの深さはありません。
HHKBやNiZのような深い押し心地はないのですが、その代わりに圧倒的な静音性と素早いタッチが可能になります。
イメージとしてはノートPCのキーボードの打鍵感です。
打ったときの音がほとんどしないので、静音を第一に求めている人にとっては良い選択肢になりそうです。
一方で、打鍵感にこだわるのであれば、キーストロークが浅いので、打った満足感は低くなると思います。
コスパが良い
純正の同じ機能のものと比べると、値段が約半分ほどになります。
純正がテンキー付きで20800円。
このSatechiのキーボードは1万円ほど。
僕が持っている型は現在販売していないみたいですが、新機種の値段を確認してみても1万円あればどの機種も買えそうでした。
細部までこだわっていうのであれば、違う点は多々あるのですが、おおよそで良いなら値段が半分のSatechiを選ぶことも検討できそうです。
また、Satechiの場合であればBluetoothの接続が最大4台まで対応しています。
純正品はBluetoothが対応する機種が1台なので、機能というところではSatechiのほうが上であると言えます。
まとめ
4種紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
日頃デスクワークがある人だと、長い時間触れることがあるのがキーボードだと思います。
デザインが気に入っている、打鍵感が好き、機能が使いやすいなど、お気に入りのものを使っているだけで気持ちが前向きになるはずです。
ぜひともキーボードを新しく選ぶときには参考にしてみてください。