フルモデルチェンジを遂げたiPad Air 4。
そこでiPad Air 3と2020モデルのiPad Proを持っている僕が、その知見を生かしてiPad Air 4とiPad Proを性能や価格を比較しながらコスパを検討していきたいと思います。
iPad Air 4は買いなのか?はたまたiPad Proを買った方がいいのではないか?などの疑問を解決していきましょう。
仕様
ディスプレイサイズ | 重さ | 厚さ | |
iPad Air 4 | 10.9インチ | 458g | 6.1mm |
iPad Pro | 11インチ | 471g | 5.9mm |
外観
今回のAirは大きな変更点としては「外観」です。
Air 3はディスプレイサイズが10.5インチとなっていて、今回の新型では10.9インチ。サイズアップしています。
また、ボディが今までのiPadのような丸みのある形ではなくProモデルのような角ばった形へ。
この仕様変更によってよりProへ見た目は近づきました。
重さ
たかだか20gと思うかもしれませんが、iPadにとっての20gはけっこうな差です。
Air 3から重さについてはほぼ変わっていないので、Air 3とProを持っている自分の感覚で話すと、Airの方が断然軽く感じます。
家での使用がメインであればそこまで気になる重量差ではないかもしれませんが、外での使用が多かったり、手に持つ頻度が高い方だとProモデルの重さは小さなストレスが積み重なるかもしれません。
厚さ
厚さに関しては意外にもAirの方が厚いというスペックに。
ただ2mmの差なので誤差の範囲内かと思います。
性能
iPad Air 4とiPad Proにはそれぞれ積まれているチップの種類が違います。
- iPad Air 4:A14 Bionic
- iPad Pro:A12Z Bionic
今回の目玉の1つともいえるのがAirに新型のチップが搭載されたということ。
これまではProモデルに最新のチップがのり、他の製品には既存のチップをのせることが多かったのですが、iPad Air 4に搭載は予想外の嬉しいニュースですね。
新型のA14 Bionicは従来のものと比べてCPUの処理性能が40%向上したとのこと。
これによって処理性能に関しては期待が持てる機種になったと言え、性能面に関してはProに追従するでしょう。
リフレッシュレート
個人的にここの差はかなり大きいと思っています。
- iPad Air 4:60Hz
- iPad Pro:120Hz
この差がどんなところに出てくるかというとApple pencilの書き心地です。
60Hzでも問題なく書くことはできますが、120Hzの書き心地を知ってしまうと、どうしても遅延を感じてしまいます。
60Hzもけっして悪くはないのですが書くことを中心にiPadを使うとなHzの書き心地は遅延が0に限りなく近くて、本当のペンで書いているような感覚になれるのでストレスフリー。
そこまで敏感な反応にこだわることは必要がないのかもしれませんが、小さなストレスがないだけでも使い勝手が数段楽になることは間違いなし。
これについては実機を触ってみないと体感が難しいところだと思うので、購入を検討している方は近くの家電量販店やキャリア、AppleStoreなどに行って実際に確認してみることをおすすめします。
カラーは5種類
- シルバー
- スペースグレイ
- ローズゴールド
- グリーン
- スカイブルー
- シルバー
- スペースグレイ
カラーに関してはiPad Air 4とiPad Proで大きな差がでました。
iPad Air 4は5色展開に対し、iPad Proは2色。
色にこだわって選びたい人にとってはiPad Air 4の方が多様な選択肢があります。
USB-C対応
待望のUSB-C対応!
ProモデルはすでにUSB-Cに対応していましたがついにiPad Air 4にも。
このアップデートのおかげで持ち運ぶコードが減り、使える機能の幅も広がるのは最高。
今後USB-Cに様々なガジェットが規格統一されていくことを考えると素晴らしい改善です。
Magic Keyboard
iPad Air 4・iPad ProともにMagic Keyboard対応。
使うかどうかは別として、打鍵感はいいし高級感もあるしで所有感が持てそうです。
今後キーボードを合わせて使う選択肢をとるときにSmart Keyboard folioだけではなくこの高級キーボードも視野に入れることが可能。
価格
税別かつ最低価格のものです。
- iPad Air 4:62800円(64GB)
- iPad Pro:84800円(128GB)
価格差は22000円。
容量の違いもあるのでなんとも言えませんが、この価格差をどう思うかが比較の上でポイントとなってきそうです。
結論:性能はいいけど割高
先に結論から言いますと、僕ならこの価格差であればPro買います。
理由として
- 価格が微妙
- リフレッシュレートがおしい
- ほぼProならProを買う
まず僕の中の認識としてAirモデルというのはミドルクラスだと考えています。
無印のiPadがエントリー、Proがハイエンドといった具合に、中間を意識している製品という認識。
しかし、今回の仕様変更でAirは限りなくProに近い機種となってしまいました。
確かに性能はいい。ただその弊害として価格が上がり、Proとの価格差が微妙なラインに。
この価格差であれば下手に安さを求めるよりも、おとなしくProモデル買った方が幸せなのでは?というのが僕の持論。
微妙な価格差に妥協して、リフレッシュレート120Hzの恩恵を受けられないことや、スピーカーが4発ではなく2発であることで単体としての音質性能で負けてしまうことなどを考えるとProを検討してもいいかと思います。
ミドルクラスが欲しいならあり
心の持ちようですが、AirをProの変わりと考えて購入すると、そのうち処理性能やその他の仕様に不満がでるかもしれません。
ただ最初からハイエンドではなくミドルクラスを買ったという認識があるのであれば、満足のいく選択になるような気がします。
純粋にミドルクラスとして買うのであれば、せめて価格を6万円に抑えてほしかったところ、、、
ハイエンドとミドルには決定的な価格差が存在するはずなので、そこが曖昧になるとiPadの購入基準が非常に難しい。
商品リンク
大安心の直営店。
ギフト券とか余っている人はこちら。
まとめ:コスパは微妙。性能は文句なし。
純粋なコスパでいうとやや微妙かなというのが率直な感想です。
やはりミドルクラスとしては価格がやや高いかと、、、
しかしその分性能はしっかりしているので、安心して長く使える機種だとは思います。