【メモの魔力】メモをとるのは知的生産をあげるため。メモの概念が変わる。

ついに前田祐二さん「メモの魔力」を読みました。

正直この本が今年度読んだ本の中で1番有益だったと思います。

なんとなく感じていたできる人と自分との違いはなんなのだろうか。できる人の思考の世界はどうなっているのだろうか。

この本を読んで、「なるほど、これだけ考え方や情報量が違ってくれば、自分とは大きく違うわけだ」と納得してしまいました。

メモを通じてどんな変化があるのか、どのような点でこの本が他のビジネス書と違うのか、このあたりを深掘りしていきます。

メモの必要性

あなたの中でのメモのイメージはどのようなものでしょうか?

僕の中でのイメージは忘れないために書く、ということでした。

しかし、メモの魔力の中ではこのような単純なメモをとれと言っているわけではありませんでした。

メモをとる意味、それは知的生産を上げるためです。

情報を取るだけのメモは後々見返すこともなく、正直無駄です。

どうせ取るならずっと使える知識をメモしたいのが本心だと思います。

大切なのは「転用」すること

メモの魔力ではメモのもつ力を紹介するとともに、メモの取り方について詳しく説明されていました。

このメモの取り方が多くの人が行っている方法とは異なっていました。

具体的なプロセスとしては


  • ファクト→抽象化→転用


このフレームワークでメモを書いていくことになります。

ファクト

ファクトというのは目の当たりした事実を書いていく作業です。

つまりは、これが今まで普通に行っていた「メモ」の作業になります。

気づいたことや感じたこと、自分が気になったことを中心し書き込んでいきます。

抽象化

ここからが大切な部分になります。

抽象化ではファクトで書いたことをまとめるような作業にあたります。

例えば、とある会議で気づいたこと(ファクト)があったとします。


  • 「A社のことを説明ために、関連のB社のことも話をしていてわかりやすかった。」


となった場合、抽象化としては


  • 「関連することも説明をすると本題の理解がしやすい」


といった具合にまとめられます。

このプロセスが非常に大事です。

このプロセスを1つかませることによって、取ったメモが取りっぱなしのものではなく、汎用性のある知識へと変化しました。

意外と話の要点をまとめて、「つまりこういうこと」というのはなかなか難しいです。

思考停止して書いたメモはすぐ忘れますが、少しでも考えたことについてはなにかしらの引っかかりが残ると思います。

転用

最後のプロセスとなりました。

ファクトで事実を書き、抽象化で汎用化しました。

そしたら次にくるのは知識の活用、つまりメモの魔力でいうところの「転用」になります。

先ほどの例の続きを考えます。


  • 「A社のことを説明ために、関連のB社のことも話をしていてわかりやすかった。」(ファクト)
  • 「関連することも説明をすると本題の理解がしやすい」(抽象化)
  • 「周辺知識も合わせて勉強して、知識の定着をはかる」(転用)


具体的に何をする、まで考えるところまでが1つのサイクルとなります。

事実やまとまりから他のことへどのように生かしていくかを考えるのが重要です。

普段のメモでは事実を書くところまで終わっている人がほとんどなはずです。

しかしそこで終わるのではなく、さらに思考を深めていくことで初めてメモが生かされてくるのです。

メモは日常をアイデアに変える

今世の中から求められている資質としては「クリエイティブな発想」だと考えます。

機械的に作業すればいい時代はAIの到来によって終わりました。

誰にでもできることはAIに取って代わられるのです。

だからこそ求められるものはAIが追いつかないような発想となるわけです。

調べたらわかることは全員が分かりうる情報なのであまり価値がありません。

価値があるのは実際に見てどう感じたかとかどのように活用していこうと考えることです。

感じ方は人それぞれともいいますが、同じ事象を見たとして、1つの気づきだった人と100の気づきがあった人ではどっちの方がよいアイデアを生み出せる可能性があるでしょうか?

メモだけとった人とメモから何か行動に移せないか考える人とではどちらの方がメモを有効活用しているといえるでしょうか?

ただ書いているだけ、というのは思考停止です。

日常全てがアイデアの宝庫です。

実際に使ってみて

読んでから実は1ヶ月ほど経ってますが、驚くほど効果を感じています。

今まではなんとなく参加していた会議や研修で気づきから他の事へと繋がらないか、と常に考えるようになりました。

何かに繋がらないかと考えると非常に頭を使います。

事実を端的にかつ汎用性のある事柄へまとめる作業、そしてまとめたことを生かす作業。

系統がバラバラ事実の中に何か共通点がないものか考えているうちに研修は先に行ってしまったりと、時間が足りなくなることも多々あります。

ですがそんなメモの取り方実践するうちにパッと転用まで思いつくことも増えました。

研修会の内容を転用させることで、ずっと悩んでいた資料作りを終わらせることなんかもできて非常に感激しています。

転用させることまで考えたからこそ思いつけたことだと感じています。

まとめ

メモの取り方を根本的に変えてくれる本でした。

この手の自己啓発本の多くはメンタル面での考え方を変えるという内容のものが多く、根本的にはどれも似たり寄ったりな内容のものも多くあります。

その中でもメモの魔力は具体的に何をすればいいのか、日頃のメモの取り方を変えるとこのような思考力が身につくというところまで、詳しく丁寧に書かれていて非常に再現性が高いです。

物事を見る目が変わる1冊でした。

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