仕事に追われて日々のインプットがおろそかになっていないでしょうか?
僕は最近インプットが足りないのもそうですし、方法も悪いと反省していたところです。
そんなときについに発売されました。
インプット大全!
前作アウトプット大全でもお世話になりました。
去年アウトプット大全が出てから、行動することやアウトプットすることに重点をおいた書籍の発売が増えたような気がしてます。
今作はそのアウトプット大全の続編という立ち位置の本になるので、インプット大全が気になったかたはアウトプット大全の方もぜひ。
社会人として時間も機会も限られています。その中でどのよに学んでいくのか。学びを最大化する方法をまとめていきます。
こんな人におすすめ
最初にこの本を読むことがオススメな人について書いておきます。
- 知識が身に付かなくて困っている
- 効率のいい勉強法を探している
- 自己成長を高めたい
アウトプット前提のインプット
効率のいいインプットをするにはどうすればいいのか。
答えは「アウトプット前提にインプットに取り組むこと」です。
具体例を挙げると、出張をするとして海外へ行くことになった。
- ①特に上司から要望もなく、仕事もそこそこに観光も楽しむ人
- ②帰ってきたら100人の前で1時間の視察報告会を上司から頼まれている人
どちらの人のほうが1回の出張で自己成長の度合いが高くなるでしょうか?
これは圧倒的に②の人の成長具合が高くなります。
感覚ではなんとなくわかることですが、具体的になぜインプットの効率が上がるかというと
- 心理的にプレッシャーがかかり緊張状態になっている
- 緊張状態になると脳内物質ノルアドレナリンが分泌
- 結果、集中力が高まる
- 集中力が高まることで記憶力・思考力・判断力も向上
このような効果がアウトプット前提のインプットでは行われています。
考えてもみてください。視察報告会をするとなったらどうなるでしょうか?
現地では写真をたくさんとるでしょう。視察先ではよく観察をし、わからないことは質問するはずです。むこうでとったメモは忘れないうちにまとめる作業もしますね。そしてまとめ上げた情報を報告会に向けてプレゼン資料へと練り上げをすると思います。
アウトプットが前提にあるだけで膨大な作業量になることがわかります。
これが一方、特になにも言われずただ視察に行っただけ場合だと、写真も撮らず、質問もなく、よもや観光に意識がいってしまうかもしれません。
今回は例をあげましたが、「誰かに伝える」ということを意識するだけでどれだけ情報を掴み取るかが変わってきます。
方向性とゴールを決める
勉強をするときの理由を明確に言えるでしょうか。
明確な理由を持っていない人はこう言うことでしょう。「将来役に立つかもしれないから」と。
将来役に立つかもしれないからという理由は明確な理由と言えるでしょうか?
モチベーションの1つとしてはいいかもしれませんが、いまひとつ具体性が足りないと思います。
インプットの目標が曖昧。どこに向かっているのかわからないままではインプットの効率は悪いままです。
勉強する場合、本を読む場合、講座を受講する場合。何かを学ぶさいには必ず「方向性」と「ゴール」を設定する必要があります。
ゴールを具体的に設定することで「何を学ぶのか」が明確になり、学びの制度が向上するというわけです。
また期限も決めることも大切です。学びたいことが決まったとしても1ヶ月後までに覚えるのか1年後までに覚えるのかでは、覚えるためにどれぐらいの時間や意識が必要なのかが変わってきます。
具体性や再現性を高めてからインプットするように心がけることが大切。

見直す
情報の入力から2週間の間に3回以上のインプットをすると長期記憶に定着する。これが記憶の鉄則です。
1回のインプットでは多くの情報を忘れてしまうもので、これはエビングハウスの忘却曲線でも実証されていること。
エビングハウスの忘却曲線では
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には66%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
このような結果が出ています。

人間の脳は忘れるようにできているのでしょうがないことではあるのですが、情報を忘れっぱなしにするのはもったいない。
だからこそ大切になるのが「見直し」です。
この忘却曲線はもう1つのグラフがあり、それがこちらです。

既習事項の2回目以降の学習では定着力が高くなっていくことがわかります。
このような根拠もあることから、インプット大全では「2週間に3回以上のインプット」を推奨しているのだと考えられます。

メンターに学ぶ
あなたにはメンターがいますか?
メンターとは「師」「師匠」と言う意味で、何かを習うときの師匠や先生のこと。
メンターをわかりやすく一言で表すと「そうなりたい人」です。
メンターを持ったときのメリットとしては
- メンターの動作や行動をマネることで、その動作や行動を習得する
- 考え方をマネることによって同じような結果を出す
- 近付こうとすることで実際に近づくことができる
学習の第一歩は模倣、つまりマネすること。
近年はオリジナリティが重視される世の中ですが、完全なるオリジナリティなんてそうそう存在しません。
たいがいは地球上の誰かが悩んだことのあるテーマで人は悩みますし、むしろ誰も悩んだことの悩みを持てたらその人は億万長者の可能性がありますね。
オリジナルは難しい、これを踏まえるとまずは徹底的にマネすることは効率的だと言えます。
質やオリジナルというのは徹底的なマネの一歩先にあるもの。
自分の中でメンターを決めてとことんマネするのがインプットの効率を高めて成功するための秘訣です。
まとめ
自分にあった方法で意識を持ってインプットに取り組むのが効率的だということがわかりました。
僕個人としてはブログのメンターにしている人がいるので、当面の目標はその人になるように徹底的にマネをしていこうと思っています。
インプット効率上げて今後も自己成長を高めていきます。
コメントを残す