ずっと前から気になっていた本をついに書店で発見したので購入しました。
- 作者:moto、転職と副業のかけ算
時代も令和に移り変わり働き方も多くの変化を迎える現代。どのような働き方を選択すべきかの1つの指針にしたいと買った本です。
生涯同じ仕事をしている自分のビジョンが見えない、キャリアアップをした、現在の職とどのように付き合っていけばいいのか、このような悩みを抱えている人には何かしらの答えをくれる本であると感じました。
気になったところやこれから意識していこうと感じたところをまとめてみました。
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「生涯年収を最大化する」という生き方
皆さんは自分の生涯年収について考えたことがあるでしょうか?
一般的なサラリーマンで、生涯年収が2.5億円ほどだそうです。
これは僕も同じでおそらくこのくらいの額になるはずです。
今新卒の社会人をやっているわけですが、入社してからだいたいの生涯年収がわかったときなんとも言い表せない不安がよぎりました。
なぜなら、人生の中で車や家、教育費などを考えたときに2.5億で足りるのだろうか?
贅沢をあまりせず、必要最低限で慎ましく暮らせば足りるのかもしれませんが、余暇や好きなことがあっての人生だと考えているので、ただ生きているだけの人生は送りたくないと思っています。
そこでこの考え方です。
自分の生涯年収をどのように上げていくのか?いくらが目標なのか?
「お金があったらいいな」ではないのです。どうしたら目標の金額に届くのかを考えなくてはいけない。
生涯年収を最大化するために必要なこととしては
- 具体的な目標設定
- 20代での土台作り
- 転職と副業のかけ算
この3つが必要であると本には書いてありました。
まず初めにどうやって達成するかを考える。考えもしないのでは最初から年収が上がる可能性は0です。
そして20代のうちの土台作り。いきなり1000万円を稼ぐことは厳しい。だからこそしっかりとした土台作りの時期が必要であるということです。
最後にその土台がかけ合わさったもの、つまりこの本でいう転職や副業のスキルが重なりあうことで市場価値の高い人間になることができ、生涯年収の最大化に繋がります。
安定の定義
時代の変化とともに働き方は大きく変化しています。
昔の日本は大企業に入社するのがよいとされていました。
その理由は終身雇用制があり、人生を会社が保証してくれたから。
しかし現在はどうでしょうか?
終身雇用制は終わりを告げ、各業界でリストラが日常的に行なわれています。
大手企業も終身雇用制の限界に言及し、制度の崩壊があらわに。
副業解禁の流れもこの問題の一部です。
国の報告では労働の活性化などをうたって企業も解禁の方向に進んでいますが、これは見方を変えると「企業が従業員に満足のいく給料を渡すことができないから、足りない分は個人で稼いできて」というメッセージであるとも受け取れないでしょうか?
ここまでの話を踏まえると
- 雇用が不安定になっている
- 会社のみに依存するのはリスクが高い
このような結果になります。
そこでこの本の中では「個で稼ぐ力」を身につけることが大切であると書かれています。
個で稼ぐ力があれば、会社に依存しなくても生活ができる。職場の環境が悪かった場合に仕事にしがみつくのではなく、自分の意思で働き方を選ぶことができる。
自分の意思で働き方を選べるという点が非常に大事だと感じていて、選択肢がないから働いている状態と選択肢がある中で働いている状態では成果に大きな違いが現れると思っています。
一方は嫌で嫌でしょうがなく働き、一方は自分のためにいきいきと働くことができる。
どちらの方が成長するのかなんて一目瞭然でしょう。
リスクを回避する意味でも、真に安定した状態を作り出すためにも「個で稼ぐ力」や「収入の分散化」が必要になってきています。
転職にむけてやるべきこと
この本の中でタイトルと印象が違うな、と感じたことは「本業に注力すること」を大切としている点です。
タイトルだけ見ると、転職を重ねてキャリアアップしていこう!みたいな、即転職を促しているような内容なのかな?と感じていたのですが、書いてある内容は真逆でした。
転職をすべきタイミングとしては「今の仕事が1番できているとき」と書かれていました。
読んだときには「自分のやりたいことをやりきったorやれなくなったとき」なのでは?と感じましたが、採用する企業目線で考えた時に1番欲しい人材としては仕事に1番脂ののっている人材であることが挙げられます。
これを読みなるほど、と頷きました。
また現在の職の中でただただ時間を浪費するというのは非常にもったいなく、「何か変えられることはあるのだろうか」「効率の上がる方法はなにかないのだろうか」など、試行錯誤した時間が自分の実力として備わっていきますし、自分の実績にもつながっていきます。
会社としての実績ももちろんですが個人として何をやったのか、これは日々の業務に真剣に取り組まないとできないことであり、転職の際に評価される点です。
一番やってはいけないこととしては「やりたくないからやめたい」です。
これはやめ癖がつくというのもそうですが、この思考だと給料も横並び、もしくは下がることも大いにあるそうです。
やりたくないから辞める場合は転職そのものがゴールになっている場合が多く、環境をかえることができればよしとされます。
ですが、この本で目指してる転職や現代的な転職というのはあくまで手段であり、お金をより多くを稼ぐための方法です。
目的と手段を考えて行動していかないとただ搾取されるだけの人生が待っています。
まとめ
自分自身お金はもっと欲しい。でもどうやってお金を稼ぐかのイメージは抽象的。
今後は具体的に稼ぐ方法を決めるとともに、自分の価値を上げていくために本業に注力していかなくてはと考えさせられました。
自分の働き方の意識が変わった大事な1冊です。
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